アイドリング!!!長野せりなが卒業 自ら考案の衣裳とセットリストで卒業ライブ

アイドリング!!!13号の長野せりなが28日、渋谷公会堂で行われた「アイドリング!!!13号長野せりな卒業ライブ ぷにぷに・またね・だいすき」をもってグループを卒業した。

公演前に報道陣の前に姿を見せた長野は「本番1時間前なんですけど、まだ全然実感が湧かなくて…後から実感が湧いてくるんだと思う」と率直な心境を語った。
卒業を決めた際には事務所の先輩であり、昨年2月にアイドリング!!!を卒業した遠藤舞に連絡したといい、「『人前に立つプレッシャーがなくなるよ』って言われました。人前に立たなくなった瞬間にデブにならないように気をつけます」と笑顔を見せる。

長野は2008年4月にアイドリング!!!13号として加入し、7年間在籍。
7年間で辞めたいと思った時を聞かれると、「初回放送の時」だといい、「やっていける気がしないと思った」と告白。その後も「1年に3、4回くらい辞めたいと思っていた」と、楽しいことばかりではなかったアイドルとしての7年間を回顧。「まさかこんなにアイドルが流行ると思ってなかったので、7年間も続くなんて思ってなかった。続いて2年くらいかなと。7年も続けたことが奇跡だなと思っています」と感慨深げに話す。

グループからの卒業について「たしかに寂しいけど、メンバーとは仲良くしていたはずなので、これからも会ってくれると思う。メンバーと疎遠になるという悲しさはない」。一方で、「ファンの方と会う機会がなくなるのは寂しい」とも。4月27日に7年ぶりの写真集『TOKYO INCIDENT』を発売することが決まっており、「そのイベントもするみたいなので、そちらに足を運んでいただければ」とファンに向けてアピールした。

アニメ好きの長野。卒業後は声優業に挑戦する。
目標とする声優を尋ねられると田村ゆかりの名前を挙げ、「田村さんのライブが大好きなんですよ。MCがすごい面白くて、声も癒されるし、歌も上手。独特の世界観持っているところにすごく憧れます」と尊敬の眼差しを向けていた。

この日の卒業ライブは衣裳デザインやセットリストを自ら考案。セットリストについて「大学のレポートの合間にちょこちょこっと考えたのが採用された」とぶっちゃけて笑いを誘いつつ、「アイドリング!!!に加入して一番最初に歌った曲が『百花繚乱アイドリング!!!」だったので、今回のオープンニングは絶対『百花繚乱』にしたくて、その後は2期生のメインボーカルだった曲を入れました。正統派のライブにしたいと思ったのでアイドルっぽい曲とロックな曲のブロック分けをして、その後ユニットで、最後に盛り上げる曲という、変化球をあまり入れず王道なセットリストにしました」と説明。
「今日は悲しむことを目的としているわけではないので、楽しんで盛り上げて、花火のように散って終わりたい」と本番へ向けて意気込んだ。

ライブでは長野らアイドリング!!!メンバーがアンコール3曲を含む計25曲を披露。この公演の模様を収めたライブBlu-rayは7月1日に発売される。

最新記事