乃木坂46・生駒里奈、サプライズに感涙も…笑顔絶やさぬ卒業コンサート

乃木坂46 生駒里奈 卒業コンサート

乃木坂46・生駒里奈の卒業コンサートが22日、東京・日本武道館で開催された。


今年1月31日に卒業を発表した生駒。15歳で乃木坂46に加入し、地元・秋田から上京。16歳でメジャー・デビューすると、1stシングルから5thシングルまで5作連続でセンターを務め、グループの顔として知られるように。以来、中心メンバーの1人としてグループを牽引してきた。
そんな彼女のラストステージを見届けようと、会場には当選倍率約30倍のチケットを手にした1万2,000人が来場。また、全国128の映画館でライブビューイングが行われ、約6万人がライブを見守った。

開演前には、会場の大型スクリーンに桜の花びらが舞い、ファンから寄せられた生駒の卒業を祝う温かいメッセージが流された。
場内にライブの幕開けを告げる「Overture」が響き渡り、ステージの両端に並んで登場したメンバーが『乃木坂の詩』をアカペラで歌い始めると、ステージ中央から生駒が姿を現す。普段の乃木坂46のライブでは最後に歌われ、会場がグループカラーである紫のペンライトで染まる楽曲だが、この日は生駒のサイリウムカラーの青と紫に彩られた。

『おいでシャンプー』のイントロが始まると、生駒が「ついに始まりました、卒業ライブ!楽しんでいくぞー!!」と元気いっぱいに声を張り上げ、続く『太陽ノック』でも「日本武道館、いくぞー!!」と観客を煽り、会場ははやくも熱狂の渦に包まれた。
生駒がセンターを務めた楽曲が続いた後、16歳で歌ったソロ曲『水玉模様』へ。歌い終えた生駒は「最後の最後まで私は『ああ、こんな感じか』と思いながら歌ってました。裏でずっと練習してたんですけど、やっぱり上手くならなくて」と照れ笑いを浮かべた。

コール&レスポンスで会場の熱気をさらに高めると、今月25日に発売される20thシングル収録曲をライブ初披露。3期生による『トキトキメキメキ』、2期生の『スカウトマン』の後、生駒がしなやかなソロダンスを披露し、生駒里奈最後のセンター曲『Against』では力強いダンスで魅了。表題曲『シンクロニシティ』へと続いた。

2014年4月から約1年間、交換留学生としてAKB48チームBを兼任した生駒。ライブ中盤では、兼任時代にチームBの「パジャマドライブ」公演で歌った『初日』を3期生と、『てもでもの涙』を秋田出身コンビの鈴木絢音とのデュエットで歌唱。
そして選抜総選挙で14位を獲得し、選抜入りを果たした『心のプラカード』を2期生とパフォーマンス。曲の途中には2期生から生駒へのメッセージが書かれたプラカードがスクリーンに映し出された。
歌唱後には2017年11月より休養中の北野日奈子が「任せてください 大好きです」と書いたプラカードを掲げて登場。大きな歓声に迎えられた北野は「私も生駒さんを一緒に送りたかったので、ここからですが参加させていただきます」とファンを喜ばせた。

ライブの中盤ではデビューシングル『ぐるぐるカーテン』や『制服のマネキン』『君の名は希望』など初期の乃木坂46の楽曲で選抜メンバーのフロントを務め、“生生星”の愛称で親しまれた生駒、生田絵梨花、星野みなみの3人がスツールに腰掛けてトーク。生駒との思い出などを語った後、3人のユニット曲『ここじゃないどこか』『満月が消えた』の2曲を披露した。

ライブは続き、生駒が大好きなアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のオープニングテーマに起用された『月の大きさ』の歌唱後には、同アニメの主人公・うずまきナルトからのメッセージが流れ、作者の岸本斉史氏による生駒のイラストがスクリーンに映されるサプライズが。ここまでのライブを笑顔で駆け抜けてきた生駒も思わず感涙し、「ここで泣くつもりなかったのに〜!でも『ナルト』は泣いちゃうよ〜。生きててよかった!」と泣き笑い。
終盤には生駒がセンターを務めた、ファンに愛される乃木坂46初期の名曲『君の名は希望』を生田のピアノ伴奏で歌唱。続く『悲しみの忘れ方』の途中には、桜井玲香が「誰よりもそばで支えてきた人たちからメッセージを受け取っています」と切り出し、スクリーンに投影されたのは両親からのメッセージ。生駒は「ズルいよ〜、ナルトとお父さんたちはダメだよ〜。泣いちゃうもん」とサプライズに再び涙した。

本編ラストの楽曲を前に、生駒は「この人たちじゃなかったら私は今ここにいない。集団行動が苦手な人間がアイドルグループで7年もやってきたことがすごくて、その一番の理由がこの人たちだったから。この出会いだったからこそ、ここまで楽しくやってこれた。このメンバーじゃなかったらできなかったと思うことがたくさんありました」と共に歩んできたメンバーに感謝。「自分のこともそうだけど、やっぱり乃木坂46が今後活躍していくために、私は活躍したいって思う。そんな仲間を持てたことがうれしい」と、グループ愛をにじませた。
「それでは、ラストです。この曲が乃木坂46でやれてよかった。たぶん私が死ぬまで私の代名詞になるでしょう。そう言わせてください」と、本編の最後に『制服のマネキン』をパフォーマンスした。

盛大な乃木坂46コールを受け、生駒の顔写真がプリントされたコンサートTシャツに着替えたメンバーがステージに再登場すると、『走れ!Bicycle』からアンコールをスタート。『シャキイズム』では生駒がトロッコに乗り込み、アリーナを一周して会場の隅々まで笑顔を届けた。
メンバーがはけてステージに1人残った生駒は、「振り返ると、私はすごく変な子だったなと思う。最初は猫背でがに股でした。(今は)ちょっとO脚だけどビシっと立ってるつもりです。最初はこのスカートを着るのも恥ずかしかったです。今はこんなに見てる人がいるのにターンすることだって出来ます」と、その場で一回転して見せる。「変化したんです、この7年間で。こんなに人間って変わることができるんだということも、乃木坂46で教えてもらったこと」としみじみ。
さらに、「周りに尊敬できる人がたくさんいて、成長できることをたくさんもらったけど、それより何よりも、私は上手くなりたいと思ってしまった。もっともっと険しい道を進みたいと思った。すげーワガママなことだと思います。こんなに充実しているのに。でもそれよりも私は上手くなりたいと思った。この世界に夢を持ってしまった。その先に続く夢を掴みたいと思ってしまった。だからこそ、メンバーには、胸張って1人で仕事ができるところを見せてあげたい。ファンの皆さんには、現実を忘れて心の底から楽しんでもらえるようなエンターテイナーになりたいと思います」と力強く決意を語った。

「最後はこの曲をみんなで楽しく歌って終わりたい」とデビュー曲『ぐるぐるカーテン』を歌いあげると、「終わっちゃいましたー!」とやりきった表情を浮かべ、「楽しかったです。超楽しかった」とにっこり。ステージに並んだメンバー同様、生駒に促されて会場のファンも隣同士手を繋ぎ、生駒の「楽しかったー!」の声で繋いだ手を一斉に掲げて、アンコールを明るく締めくくった。

公演中には度々、スタッフや関係者から生駒へのメッセージがスクリーンに流された。デビュー前から冠番組で共演しているバナナマンの2人やAKB48兼任時代に同じチームで過ごした渡辺麻友をはじめ、MV撮影を手掛けた映像クリエイター、振付師、ヘアメイク、スタイリスト、フォトグラファーなどからの温かい言葉が次々と映し出され、生駒が多くの人に支えられながら、同時に愛され、刺激を与える存在でもあったことがうかがえた。
この日、最後のメッセージは総合プロデューサーの秋元康氏から。『君の名は希望』は当時の生駒をイメージして書かれたものであることが明かされ、「乃木坂46を卒業しても、ずっとみんなの希望でいてください」という言葉が贈られた。

ほどなくして客席から『君の名は希望』の合唱が沸き起こる。
そしてはじまったWアンコールでは、『君の名は希望』を歌いながら、メンバーが生駒に1人ずつ1輪のバラをプレゼント。全員からバラを受け取った生駒が後ろを振り向くと、横一列になったメンバーの背中に、「生駒ちゃんとのたくさんの思い出忘れないよ 大好きだよ そして本当に今までありがとう。」の文字が並んだ。
生駒は瞳に涙を溜めながら、「ありがとうという言葉をもらうとすごくうれしいけど、そんなありがとうと言ってくれるみんなに、ありがとう。本当に素敵な人に出会えて良かったです。乃木坂が大好きだから、本当に入ってよかった」と想いを噛みしめるように語った。
メンバーが去り、1人残ったステージで生駒は「皆さんありがとうございました。本当に本当に超楽しかったです!皆さんは楽しかったですか?」と客席に問いかけ、大歓声を受けて「うれしいです」と満面の笑み。最後は晴れやかな笑顔で手を振りながらステージを後にした。

16歳でグループのセンターに立ち、デビュー曲『ぐるぐるカーテン』をライブ初披露した会場で「私たちには超えなければいけない目標がある」と、涙を流しながら声を振り絞っていた少女は、仲間たちと共にグループをトップアイドルへと押し上げた。
あの日から6年あまりを乃木坂46で過ごし、22歳になった生駒里奈はこの日、苦楽を共にしてきた仲間からの粋なサプライズに涙を見せはしたものの、終始笑顔を絶やすことなくステージに立ち続け、成長した姿をファンにしっかり届けて卒業コンサートを終えた。

生駒は5月6日(日)に千葉・幕張メッセで開催される握手会をもって乃木坂46としての活動に終止符を打つ。

乃木坂46 生駒里奈 卒業コンサート セットリスト

2018年4月22日(日) @日本武道館

VTR
M1 乃木坂の詩
M2 おいでシャンプー
M3 太陽ノック
M4 水玉模様
MC
M5 トキトキメキメキ
M6 スカウトマン
VTR
M7 Against
M8 シンクロニシティ
MC
VTR
M9 初日
M10 てもでもの涙
M11 心のプラカード
MC
VTR
M12 ここじゃないどこか
M13 満月が消えた
M14 あらかじめ語られるロマンス
M15 無口なライオン
MC
VTR
M16 指望遠鏡
M17 月の大きさ
M18 ハウス!
M19 君の名は希望
M20 悲しみの忘れ方
MC
M21 制服のマネキン
<アンコール>
EN1 走れ!Bicycle
EN2 シャキイズム
MC
EN3 ぐるぐるカーテン
<Wアンコール>
WEN1 君の名は希望

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