[Interview] アニメ版『キミスイ』主演・高杉真宙、声優初挑戦の重圧はねのけた「ショウガチップス」

高杉真宙

「ご存知の通り、僕は漫画・アニメ・ゲームが大好きなので、いつか声優さんのお仕事をやりたいと思っていました。だからオファーを頂いたときは嬉しかったです」と甘いマスクをほころばせるのは、人気若手俳優の高杉真宙(22)。“キミスイ”の略称で知られる小説をアニメ化した『君の膵臓をたべたい』(9月1日公開)で憧れの声優に初挑戦した。


原作は2017年に浜辺美波と北村匠海で実写映画化されるほどの人気作。大のアニメ好きでファン心理も十分に理解している高杉の緊張とプレッシャーは相当なもの。「原作も、それを実写化した映画も大人気という大きな作品です。いざ自分がやらせてもらえるという現実を受け止めたとき、アニメ好きであるからこその緊張やプレッシャーが襲ってきた。久々に“明日よ、来るな!”と逃げ出したい気分になった」と苦悶を振り返る。

そんな邪念を振り払ってくれたのが、自らを鼓舞するときに必ず口にするという“勝負フード”だ。「もちろん人の膵臓ではないですよ?」と笑いを交えつつ「緊張した時に食べるのはショウガチップスです。緊張するとどうしてもソワソワして注意散漫になるので、体を温めて集中力を高めるために食べる。昔はエナジードリンクを飲んでいたのですが、1日に3本くらい飲んでしまう時もあって、さすがに体にマズイと思ってたどり着いたのがショウガチップスでした」。

ショウガには血行促進作用、殺菌作用、整腸作用などがあるとされる。効能として集中力UP効果があるのかどうかは不明だが、高杉にとってはやる気スイッチをONにするルーティンというわけだ。「そう、ある種の自己暗示です。緊張した時にパクパク食べると集中できるような気がする。ショウガチップスがないと『もうダメだ~!』とはなりませんが、自分のテンションを上げる一つの方法であり、アイテム」と俳優・高杉真宙を形作る要素のひとつだという。

高杉真宙
高杉真宙
高校時代からの2人の親友も、高杉にとってON/OFFの切り替えを助けてくれる大きな存在だ。「高校に行って良かったと思うのは、その2人に出会えたこと。必要以上に僕の仕事に対して干渉してくることがないので、素の自分としていることができる。『君の膵臓をたべたい』の収録のために必死に練習しているときも家に遊びに来て、邪魔してくれました」と言葉とは裏腹に嬉しそうだ。

親友との忘れられない思い出は、表参道発鎌倉行のチャリ旅。「学生時代ならばまだしも、20代でやっていますからね。突拍子もないタイミングで『明日行くか?』みたいな。そうはいうものの、疲れるから皆嫌なんですよ。でもそれを言わず、往復100キロを完走するという」と苦笑いも「何歳になっても彼らとはそういう遊びをしたいですね。今でも多い時には週6で会ったりするくらいの間柄ですが、それによって僕の中での仕事とプライベートのON/OFFがいい形でできている」と感謝している。

そんな高杉は『君の膵臓をたべたい』で、病院で手にした“共病文庫”によって、クラスメート・桜良の秘密を知ってしまう「僕」を好演。「アニメ好きとして自分の声が画と共に流れてくるのは興奮しましたが、それと同時に初めての演技を見たときと同じような恥ずかしさも感じました」と初心に戻ったかのような心持ち。「改めてアニメ作りにはたくさんの人が関わり、ワンカットの中に様々な人々の努力や技術が詰め込まれているという事を実感。アニメの見方も変わりました」と初挑戦を通して襟を正している。


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