[Interview] 若手俳優・佐野勇斗、俳優業の魅力を語る「別の人生を真剣に生きられる」

佐野勇斗

俳優としてメキメキと頭角をあらわしてきた佐野勇斗。2018年は、3月公開の映画『ちはやふる-結び-』をはじめ、6本の映画に出演するなど、いま注目の若手俳優だ。


そんな佐野の最新作映画が『3D彼女  リアルガール』。本作で佐野は、ひょんなことから中条あやみ扮する、完璧なルックスを持つ超絶美少女・五十嵐色葉から告白される、オタク系男子・筒井光(通称・つっつん)を好演。爽やかなルックスとは正反対のキャラクター、役作りは大変だったと思われたが「こっちの方が素に近いかも」と意外な発言をした佐野に、発言の真意や、作品の魅力、自身の恋愛観などを聞いた。

中条あやみは親友のようになんでも話せる存在

――非常に個性的な役柄でしたが、台本を読んだとき、どんな印象を持たれたのでしょうか?

佐野:台本を読む前に原作を読んだのですが、つっつんがすごくいい奴で、演じるのが楽しみだったんです。自分に自信がなかったり、女性が苦手だったりするところは、すごく僕と似ていて、役柄には入りやすかったです。

――ではあまり役柄を作り込まずに、素に近い状態で臨めたのでしょうか?

佐野:そうですね。僕も昔からゲームやマンガが大好きで、オタク的なところはありました。弟と一緒にフィギュアとかも集めたりしていたことがあって、つっつんの部屋ほどではありませんが、部屋にフィギュアが並んでいました。

――イベントなどを拝見していると、中条さんをはじめ、みなさんとても仲が良さそうに見えましたが。

佐野:本当にみんな仲が良かったです。なかでも、一緒のシーンが多かった中条あやみちゃんは、彼女がいたからこそ、この作品が良いものになったと思えるぐらいの存在でした。演じていてすごく気持ちが入ったし、現場でも明るくてムードメーカーなんです。女性で親友のようになんでも話せる存在は貴重でした。

――中条さんは学年で言えば一つ上ですよね。

佐野:よく考えるとそうなんですよね。しかも芸能界でもだいぶ先輩なのに、本当にフランクに接していただきました。そこも中条さんの魅力だと思います。同じ目線に立ってくれるんですよね。

取材を受ける佐野勇斗
取材を受ける佐野勇斗

俳優として少し成長できた作品

――出来上がった作品は、アニメーションのキャラクターが飛び出してくるなど、個性的な映画になりました。

佐野:どの作品も一回目を観るときは、自分の芝居の反省点ばかり探してしまうのですが、今回は何度も観させていただく機会があり、だんだんと客観的に観ることができるようになってきました。普段、自分の作品は、自画自賛するみたいで嫌なので、あまり「面白いです」と言えないタイプなのですが、この映画に関しては「とてもいいです」と胸を張って言えます。泣いたり笑ったりジェットコースターみたいなドラマです。

――出演作品が続いていますが、佐野さんにとって俳優とはどんな仕事ですか?

佐野:別の人の人生を真剣に考えて生きる仕事って他にはないと思います。その意味で、いろいろな人の人生を体験できるのは、すごく魅力的だなと思います。しかも、ドラマになるというのは、その人の人生のなかで一番転機になる部分だと思うので、そこを演じることで、佐野勇斗自身も成長できるのかなと思っています。本当に素敵な仕事だと思います。

――以前、イベントで俳優としてまだまだ足りない部分が多いと話していましたが、具体的にはどこを強化していきたいですか?

佐野:役によって毎回課題は違いますが、どんな役でも、もっとナチュラルに演じられればいいなと漠然と思っています。その人物になり切る、もっと言えば、佐野勇斗という存在が消せるぐらいまで深くまで入り込みたいです。

――その意味では、本作のつっつんは、かなり入り込めたキャラクターではないですか?

佐野:この作品の撮影の一つ前が、『ちはやふる』の撮影だったんです。そのとき、共演者の方々の演技がすごすぎて、かなり落ち込んでしまって「次はもっと自分をしっかり出そう」と胸に誓っていました。そんななか、本作では、英勉監督がすごく自由にやらせてくれるということもあったのですが、自分の考えたことを思い切り全部やってやろうと臨んだ現場でした。その意味では、すごく手応えのある作品ですし、自分自身も少しは成長できたのかなと思います。

佐野勇斗の恋愛観

佐野勇斗
佐野勇斗

――色葉とつっつんは美女とオタクというキャラクター設定でしたが、クラスのマドンナ的な超絶美女と付き合えるとしたら、どうされますか?

佐野:みんなの憧れの的のような女の子と付き合えるなら、それは喜んで付き合いたいです。

――色葉はヤキモチを妬くようなシーンもありましたね。

佐野:可愛い子にヤキモチ妬いてもらえるなんて最高だよなと演じながら思っていた一方で、あまりヤキモチを妬かれるのは得意ではないんです。

――佐野さん自身はヤキモチを妬かないんですか?

佐野:どうだろう……妬くかも。でも相手には妬いて欲しくないって、最低な奴ですね(笑)。僕自身は束縛とかはしたくないタイプです。友達とご飯とか行くのも大丈夫です。でも付き合っているのに、自分の知らないところで違う男性と二人きりで会うというのはちょっと(心が)ザワつきますね(笑)。

――つっつんは「魔法少女えぞみち」というアニメキャラと仲良くなりますが、もし佐野さんが魔法を使えるなら?

佐野:瞬間移動できる魔法が欲しいです。朝起きるのがすごく苦手なのと、家から現場に行くまでの移動時間がかなり苦痛なんです。旅行とかは移動も楽しいのですが、できれば現場に行くときは瞬時に到着したいです。

「3D彼女 リアルガール」

・出演:中条あやみ 佐野勇斗 清水尋也 恒松祐里 上白石萌歌 ゆうたろう
 三浦貴大 / 神田沙也加(声の出演)濱田マリ 竹内 力

・原作:那波マオ 『3D彼女 リアルガール』(講談社「KCデザート」刊)
・監督:英勉
・脚本:高野水登 英勉
・音楽:横山克
・主題歌:西野カナ「Bedtime Story」(SMEレコーズ)
・公開:9月14日(金) 全国ロードショー(ワーナー・ブラザース映画配給)
・公式HP:3dkanojomovie.jp
・公式Twitter:3Dkanojomovie

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