[Interview] 乃木坂46・斉藤優里&高山一実が賞賛する伊藤理々杏のストイックさ&充実の2018年を振り返る

高山一実、伊藤理々杏、斉藤優里(左から)

乃木坂46が11月14日(水)に通算22枚目のシングル「帰り道は遠回りしたくなる」をリリースする。
今作では3期生の伊藤理々杏と佐藤楓が初の選抜メンバー入り。カップリングには年内をもってグループを卒業する西野七瀬の最後のソロ曲や、若手メンバー16人による楽曲が収録され、変化していくグループの“今”を切り取った一枚に。
そんな今作について、初選抜の伊藤理々杏と1期生の斉藤優里、高山一実の3人に話を聞いた。

斉藤&高山が口を揃えて賞賛する伊藤理々杏の真面目な人柄

――まずは伊藤さん、初選抜おめでとうございます。

斉藤優里高山一実 おめでとう~!

伊藤理々杏 ありがとうございます!

――制作が終わってプロモーションの期間に入って、選抜に入った実感は湧いてきましたか?

伊藤 制作の期間もまだちょっと実感がないというか、不思議な気持ちだったんですけど、最近プロモーションが始まって選抜としてのお仕事がたくさん増えてきて、やっと「選抜に入ったんだな」って感じるようになりました。

――選抜発表の時に、前作でご両親が心配していたと話されていましたが、ご両親には今回の選抜入りをどう伝えたんですか?

伊藤 最初、言ってなかったんですよ。自分から言うのがちょっと恥ずかしくて。親がいつも『乃木坂工事中』の放送を見てくれているので、サプライズじゃないけど、言わないでおいて番組を見て知ってくれたらいいなって思ってたんです。でも放送の少し前に電話をしていて、「言わないぞ」って思ってたんですけど、話の流れで「今週はお仕事どうなの?」って聞かれたから、もう言うしかないかなと思って。「選抜のお仕事があったよ」って言ったら、「え?選抜入ったの!?」って(笑)。サプライズは失敗しちゃいましたけど、「おめでとう」って言ってくれて、すごい喜んでくれました。「早く言ってよ」とは言われましたけど(笑)

伊藤理々杏
伊藤理々杏

――同期の佐藤楓さんも初選抜でしたが、何か話しました?

伊藤 仕事の話は、やま(山下美月)とはよく話すんですけど、他の3期のメンバーとは普通の世間話が多くて、仕事のことに関してはしゃべるのは山下くらいかなあ……。

高山 うん、(山下と)話してるイメージある。

――山下さんとはどういう話をするんですか?

伊藤 この先どんな感じになるんだろうって、勝手に2人で想像したりとか(笑)、他愛もない話をしてます。去年のクリスマスに2人でイルミネーションを見に行ったんですよ。2年連続なんですけど(笑)。展望台みたいなところで夜景を見ながら1時間くらいずっとおしゃべりしてました(笑)

――山下さんと2年連続クリスマスデート。今年は?

伊藤 今年も2人で行きたいねって言ってます(笑)

高山 言ってるよね(笑)もう話してるもんね~。

――では、高山さんと斉藤さんから見た伊藤さんはどんな人でしょう?

高山 私、“よだもも”(与田祐希と大園桃子)以外の3期生とあんまり絡んだことがなかったんですけど、可愛い子が好きなので仲良くしたいなとは思っていて、今回、乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」(通称「セラミュ」)で美月と理々杏が一緒のチームだったので、すごく絡む機会ができました。
何をするにも一生懸命だし、「セラミュ」チームの中で理々杏が最年少だったからみんなから愛されて、だけどステージに立つとめちゃめちゃ頼もしくて。私24歳で8歳差なのに理々杏のほうがしっかりしてるんですよ。
あと(同じチームだった)能條愛未ちゃんが人見知りで本当に仲良くなるまでに時間がかかる子なんですけど、理々杏はめちゃ懐かれちゃってて。こないだ家に来たんですけど、ずっと愛未に理々杏が抱きかかえられてて(笑)。それは理々杏が可愛いだけじゃなくて謙虚で頑張り屋さんで性格が良いからだと思うんです。一緒に過ごしたことでそれがわかって、他の1期生もみんなそう思ってるっていうことだから、本当にいい子だと思います。

伊藤 え~!照れます(笑)でもめちゃくちゃうれしいです。

斉藤 MV撮影の時に初選抜の理々杏とでんちゃん(佐藤楓)が、もう覚えてるにも関わらず、休憩中にずっとダンスの振りの練習をしてたんですよ。で、昨日音楽番組の収録があったんですけど、その時もまた楽屋でずーっと踊ってたから、すごい真面目に練習する子なんだなって思いました。
理々杏とはアンダーライブで一緒になったことがなかったんですけど、それを見たら、かずみん(高山)とか愛未ちゃんがめっちゃ褒めたり、理々杏が愛される理由がわかりました。

伊藤 (恥ずかしそうにうつむく)

斉藤 ごめんね~!照れちゃうよね(笑)

――伊藤さんはやはり初選抜というプレッシャーや緊張があって、繰り返し練習されていたんですか?

伊藤 そうですね。緊張するし、間違えたくないなって思って。その場所にいさせてもらうのは本当にすごくありがたいことだから、その分、頑張らないとなと思ってます。

「自分は自分で勝負」乃木坂46の未来を担う16歳

――伊藤さんは若手メンバー編成によるカップリング曲「キャラバンは眠らない」にも参加されてますが、この曲にはどんなイメージを持っていますか?

伊藤 新しい方に進むぞ!っていう明るくて前向きな、強いメッセージが込められている曲だなと思います。

――1期生の卒業が重なるタイミングでの、若手メンバーによるこういう前向きな楽曲というのは、ファンを安心させたんじゃないかと思いますが。

伊藤 そうなんですかね!? どうなんでしょう?(笑)そう思ったのかなあ? でもファンの方がこの曲を聞いてどういう気持ちを抱いているのかっていうのは、すごく気になっています。

――歌詞の中に「前の世代を超えろ」というフレーズもありますが、そのうちに4期生も入ってきて、今回のシングルに収録される西野さんのソロ曲のMVにあったように、乃木坂46が10期生まで続いていくとしたら、今は末っ子の3期生がいずれ先頭に立って引っ張っていく立場になることもあると思います。今いる先輩たちから受け取ったバトンを下の世代へと継承していく過程で、前の世代を超えていかないといけないということを考えたりしますか?

伊藤 3期生が「この子は第2の誰々だ」と言われたりすることも多いんですけど、私はそういう考えはなくて、その人を超えることはできないし、その人はその人しかいないし、その人が持っているものはその人にしか出せないから、そういう誰かの後を超えていくというよりも、自分は自分で、見ている人に「いいな」って思ってもらったり、乃木坂46に貢献できたらいいなって思っていて、自分は自分だから、それで勝負したいなとは思っています。

――MVでは久保さんとペアになっていましたが、これはどういう設定なんでしょう?

高山 あ~!気になる!

斉藤 路上ライブのやつだよね?

伊藤 学校帰りに橋の上で路上ライブをしてるんですけど、なかなか人が止まってくれなくて、「どうしよう?」「やめようか?」って2人で悩んでる時に羽が降ってくるんですよ。その羽から勇気をもらって、また歌い始めるっていう設定です。これは全メンバー共通で、落ち込んでる時に羽が降ってきて、その羽を見てみんなが勇気を出して前に進んでいく姿が描かれています。

――撮影では実際に歌ったんですか?

伊藤 歌いました! 「君の名は希望」を2人で歌ったんですけど、やっぱり立ち止まってくれないとめっちゃ寂しくて(笑)、本当に涙が出そうなくらい悲しくなりました。

高山 やっぱりそうなんだ?

伊藤 でも人が聴いてくれると、すごい温かい気持ちになるし、「もっと頑張ろう」って、勝手に路上でライブをやっている人の気持ちを痛感しました(笑)。そのMVを撮ったことで、頑張ったらこうやって聴いてくれる人がいるんだっていうことを再確認できて、自分ももっと頑張ろうって思えました。

――ギターも実際に弾いてるんですか?

伊藤 ギターをできるスタッフさんがいて、教えてもらったので、一応弾いてるんです。初心者で全然上手くないんですけど、一応、音は出してます。

今作は西野七瀬のラストシングル 仲の良いメンバーの卒業について

――今作のセンターを務める西野さんが年内をもって卒業されますが、伊藤さんは選抜発表で聞かされて驚いたのでは?

伊藤 そうですね。私はまだ活動されるって勝手に考えていたので、このタイミングで卒業されることにすごいビックリしました。乃木坂に入る前から音楽番組とかでたくさん見てきたので、あまり想像がつかなくて、今もあんまり……西野さんがいらっしゃらない想像がつかないです。

斉藤優里
斉藤優里

――西野さんはメンバーの中でも、この7年間で一番変わったように見えますが、近くで過ごしてきたお二人から見てどうですか?

斉藤 センターをやってから、一段と目に見えてわかるくらい変わりました。センターをやったりフロントに立つことによって、変わるチャンスっていうのが人よりも多かったと思うんです。みるみるうちに成長していってて、本人も自分で「乃木坂に入らなきゃこんな性格になってなかったと思う」って言っていたので、私たちも「変わったな」と思うけど、多分本人がそれを一番実感してるのかなと思います。

高山 ずっと近くにいるのでわかりにくいけど、みんなちょっとずつ変わったりはしてると思うんです。なーちゃんの場合、わかりやすく「変わったな」って思ったのは、インドア派だったのが「外に出るのが楽しくなった」っていうなーちゃんの話を聞いた時。本人も「変わった」って言うくらいだから(笑)
でもこんなに人気もあって、こんなにセンターに適している人なのに、毎回、選抜発表の後とかに自信のなさそうな顔をしているなーちゃんを見ると、なんて謙虚な子なんだろうって思う。そういうずっと変わらない素敵なところもたくさんあって、そこもすごく好きです。

――若月さんと能條さんの卒業も控えていますね。

高山 若といえば(桜井)玲香っていうペアがなんとなく決まっていたりするのでファンの人はあまりイメージがないかもしれないですけど、私、若とは楽屋とかでも喋るし、家に来たこともあるし、プライベートの付き合いがある子だったので、若の卒業はすっごい寂しいです。
愛未とはファンの方も知っている通りめちゃくちゃ仲が良いので、それも寂しくて、「寂しい」のダブルパンチがけっこうキツかったですね。

斉藤 私、若月とは“犬メン”(舞台「すべての犬は天国へ行く」に出演したメンバー)とかで集まってた時に、卒業の話題になったりしていたんです。「私だったら絶対みんなに先に言っちゃうと思う」とか「私はサプライズ好きだからその日まで黙っておくかもしれない」みたいな話をしてたんですよ。そしたら、そのすぐ直後に若月が卒業発表したんです(笑)。その時にけっこう聞いたにも関わらずサプライズされちゃって、若月には次に会った時に怒りました。「なんであの時言ってくれなかったの? ネットで知りたくなかったよ」って(笑)

――伊藤さんは「セラミュ」で能條さんと一緒でしたね。

伊藤 はい。稽古の時、能條さんが出てないシーンでも私と山下の稽古を見てくださって、「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」って言ってくださったり、たくさんアドバイスをいただいたので、本当に優しい方だなと思いました。

「セラミュ」で愛を感じ、神宮&秩父宮ライブで達成感を得た2018年

――今年も残り2ヶ月となりましたが、振り返って特に印象に残っていることは何ですか?

高山 グループのお仕事では「セラミュ」です。7年間、演技にちゃんと向き合ってこなかった自分にとっては、すごい印象に残ってます。

――実は高山さん、お芝居の仕事が意外と少ないんですね。

高山 そうです。優里の出てた「すべての犬は天国へ行く」とかも普通に見に行って普通に感動してっていう(笑)。だから自分が出るっていう感覚がなくて、乃木坂だけでやる舞台は出ていたけど、他のキャストさんもいてっていうのは出たことなかったです。

――2会場での上演ということもあり長期間に及びましたが、稽古期間から本番を通して、どんな思い出がありますか?

高山 愛を知りました(笑)。演出家さんが「1人1人がどれだけ作品のことを考えられるかが大事だ」っておっしゃっていたので、ミーティングというか、自分がこの作品についてどう思うかを発表し合ったり、そういうこともやったんです。この作品は、わかりやすく言うと「セーラームーンとタキシード仮面が愛し合う」というのもあるけど、敵の人もタキシード仮面のことが大好きで、大好きすぎたのが歪んでセーラームーンを倒しに行っちゃたりとか、報われない愛があったり、恋愛だけじゃない愛情、セーラームーンを守るために周りの戦士が愛の力で自分たちの命を犠牲にしてセーラームーンを守ったり、作品自体が愛を感じさせる作品で、なんとなくぼんやりしていた愛の形を自分自身にも問いかけたりとかして、すごく考えさせられました
あと舞台をやって気づいたんですけど、毎回来てくださるファンの方もいて、私は今まで演技の仕事をやっていなかったので、ファンの方も足を運ぶ場が握手会とかライブに限られていたのが、舞台っていう機会を増やすことができて、ファンの方からの愛情も感じました。本当にあの期間は愛を感じることが多かったですね。

高山一実
高山一実

――個人のお仕事では?

高山 個人の仕事では、春と秋に2回あった「オールスター後夜祭」の司会が印象に残ってます。今までのテレビの仕事の中で一番プレッシャーを感じたので、始まる前までは最悪なことばっかり、良くないことばかり考えてたんですけど、1回目が終わってすごい反響が大きくて、うれしくて、2回目は全然緊張せずに楽しくできました。

斉藤 え~!すごい!

高山 その後、自分が普段見ている芸人さん――カンニング竹山さんとかバナナマンさんから「見たよ!」って逆に言っていただくことがすごく不思議でした。あと、「オールスター感謝祭」のほうも録画してたので後で見ていたら「もうすぐ後夜祭!」みたいな予告でしゃべってる自分が出てきた時に不思議な感覚になりました。自分がテレビに出る人なんだってやっと気づいたというか(笑)

――高山さんはメンバーの中でもバラエティ番組に多く出演しているほうだと思いますが、同じくよくバラエティ番組に出ている秋元真夏さんだったり、他のメンバーとバラエティについて何か話したりするんですか?

高山 同じ番組に出るとなったら「どんな感じだった?」って聞いたりはあるんですけど、出ている番組がみんな違うので、あんまり話したりとかはしないかな? 普通に「見たよ~!」とか(笑)

――では、斉藤さんと伊藤さんが印象に残っていることを教えてください。

斉藤 私は神宮と秩父宮の2会場同時併催ライブ。やっぱり2会場っていうのが新しい試みでしたし、変化していくことを恐れちゃいけないなと思いました。いつものことばっかりやっていると、興味を持ってくれなくなっちゃったりするかもしれないから。
2会場同時っていうのをやってみて、反響がすごく大きくて、私たち自身はめっちゃ疲れたりっていうのはあったんですけど、その中にも達成感があったし、みんなに「すごかったね」って言ってもらえることがうれしいなと実感したライブでもありました’。

伊藤 私も神宮と秩父宮のライブです。2会場でやるっていうことは、たくさんの人が来てくれなかったら成り立たないわけじゃないですか。それでちゃんと成り立っているっていうのは、乃木坂46を見るためにたくさんの方が来てくれたからこそ。しかも3日間もやって「こんなにたくさんの人が来てくれるんだ」って、ステージからお客さんを見てすごいうれしい気持ちになりました。それに、やっぱり大変でもあったので、乃木坂46の団結力も強まったのかなって思います。


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