松岡茉優が真情あふれるスピーチ&松坂桃李・吉沢亮ら登壇 <第10回TAMA映画賞授賞式>

第10回TAMA映画賞授賞式

第10回TAMA映画賞の授賞式が18日、東京・多摩市のパルテノン多摩にて行われ、松坂桃李、松岡茉優、吉沢亮ら、各賞の受賞者たちが登壇した。


最優秀女優賞は安藤サクラと松岡茉優。安藤はスケジュールの都合により授賞式への出席がかなわなかったが、松岡は『万引き家族』で共演した安藤への思いを述べて、万雷の拍手を浴びた。

松岡茉優
松岡茉優
2年前に同映画賞で最優秀新進女優賞を受賞している松岡は、プレゼンターとの再会を喜ぶように言葉を交わしながら、笑顔で賞状やトロフィーを受け取った。
しかし、スピーチをはじめると「本当にうれしくて光栄なんですが、もし、最優秀賞が1名のみだったら私はここにはおりません。完全な2位だと思っています」と襟を正す。
「『万引き家族』のラストのほうで、サクラさんの、海外でも話題になった、あるシーンがあります。初号試写でリリー・フランキーさんがそのシーンを見て、『安藤サクラはあのシーンの演技だけで8個の賞が獲れる』と。私はあのシーンを見て『悔しい』と思いました」と正直な思いを打ち明け、「2年前、このTAMA映画賞で新進女優賞をいただいてからの私の一番の成長は、あのシーンを見て『悔しい』と思えたことです。それまでの私だったら、あのシーンを見てただ感動していただけだったと思います。サクラさんにいつか追いつきたい、追い越したいと思えるようになったのは、ここで、俳優として認めてもらえたからだと思います」と続ける。「今回、最優秀女優賞をいただいて、認めてもらえたんだという自信と、温かい気持ちと、そしてたくさんの方が映画を見てくれたんだという心強い後押しで、これから飛躍していくことを誓います。次の作品に繋げていきます」と力強い決意を語った。

『孤狼の血』『娼年』『不能犯』などに出演した松坂桃李は、「作品ごとにまったく異なる境遇に生きる若者の姿をほとばしる情熱で息衝かせた迫真の演技は、観客を魅了した」として、最優秀男優賞を受賞。
「TAMA映画賞は今年で10周年で、実は僕もお芝居を始めて10年経ちまして、そのタイミングでこのような賞をいただけるのも何かの縁かなと、10年を振り返っておりました」と感慨深げ。10年間、二人三脚で歩んできたチーフマネージャーから毎年、厳しい言葉で叱咤激励を受けてきたことを明かし、「お陰様でメンタルがちょっと強くなりました」と苦笑い。「そんな10年の中で、数々の作品やいろんな監督や共演者の方と出会って、すごく素敵な時間を過ごさせていただいて、それを用意してくれたのはうちのチーフマネージャーで、本当に感謝してもしきれないです」と周囲への感謝を口にし、「30歳からは、たくさん受けた恩を、返しきれるかわからないですけど、1個1個の作品に向き合って返していきたい」と力を込めた。

最優秀新進男優賞に輝いた吉沢亮は、映画賞の受賞は初めてで、「3年前くらいからマネージャーさんと、映画を中心にやっていきたいという話をしていて、1つ1つの映画で出会った共演者の方だったりスタッフさんだったり監督だったり、そういう方々の出会いが賞をいただける結果を導いてくれたのかなと思います」と出会いに感謝。
今年公開された出演作品は実に8本に及び、「幅広い役をたくさんやらせていただいて、すごい楽しい年だったなと思います。1つ1つ愛情込めたものが公開されていくのは、寂しさもありつつ、頑張ってよかったなという思いもあって、映画の現場が本当に好きで、これからも映画をもっともっとやりたいなと思う年でした」と充実の2018年を振り返った。

第10回TAMA映画賞は、2017年10月から2018年9月に劇場公開された作品を対象に選考され、最優秀作品賞には是枝裕和監督の『万引き家族』と濱口竜介監督の『寝ても覚めても』が輝いた。

第10回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者

■最優秀作品賞
『万引き家族』 (是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)
■特別賞
沖田修一監督、及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同(『モリのいる場所』)
上田慎一郎監督、及びスタッフ・キャスト一同(『カメラを止めるな!』)
■最優秀男優賞
東出昌大(『寝ても覚めても』『菊とギロチン』『OVER DRIVE』ほか)
松坂桃李(『孤狼の血』『娼年』『不能犯』ほか)
■最優秀女優賞
安藤サクラ(『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)
松岡茉優(『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『ちはやふる -結び-』ほか)
■最優秀新進監督賞
今泉力哉監督(『パンとバスと2度目のハツコイ』)
三宅唱監督(『きみの鳥はうたえる』)
■最優秀新進男優賞
吉村界人(『モリのいる場所』『悪魔』ほか)
吉沢亮(『リバーズ・エッジ』『猫は抱くもの』ほか)
■最優秀新進女優賞
深川麻衣(『パンとバスと2度目のハツコイ』)
伊藤沙莉(『榎田貿易堂』『パンとバスの2度目のハツコイ』ほか)

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