稲垣吾郎×二階堂ふみ、手塚治虫最大の異色作「ばるぼら」映画化で初共演 お互いの印象語る

「ばるぼら」製作発表会見

俳優の稲垣吾郎と女優の二階堂ふみが、手塚治虫最大の異色作と呼ばれる漫画「ばるぼら」を実写化する映画『ばるぼら』に出演することがわかった。


2人は20日、本作のメガホンをとった手塚治虫の実子・手塚眞監督とともに、東京・帝国ホテルで開催された「手塚治虫生誕90周年記念会」に出席し、式典内で実写映画化を発表。その後、別室に移動して報道陣の取材に応じた。

「ばるぼら」という名前の謎の少女に翻弄される小説家・美倉洋介のエロティックで奇怪な体験を綴った、愛と幻想に満ちた大人向けのファンタジーを、手塚治虫生誕90周年を記念して初映像化。
稲垣が異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家・美倉洋介を、二階堂が自堕落な性格のフーテン女・ばるぼらを演じる。
すでに撮影を終えており、稲垣は「自分にとってまた新しい挑戦だなとも思いましたし、今のこのタイミングじゃなきゃ演じられない役なのかなとも思った。愛がむき出しになった僕を皆さんに楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と新境地に手応えを示した。

今回、日本、ドイツ、イギリスの製作者が集結し、国際共同製作が実現。手塚眞監督の指揮のもと、クリストファー・ドイルが撮影監督を務めた。
稲垣は「初めての経験でしたし、ドイルさんの作品は好きだったので光栄なことでした。手塚監督とドイルさんとのコラボレーションによる世界観というのが、本当に美しく耽美的で、でも少し退廃的でもあって、自分の好みにも合っていましたし、そこで演じていたあの時間というのは夢のような、今思うと『現実だったのかな?』って、ふわふわしていた。そこへいざなったのは、ばるぼらを演じた二階堂さんだったのかなと思ったり、僕にとってはいままで経験したことのないような出来事でしたね。」と回顧。
日本語、英語、中国語が飛び交う撮影現場だったそうで、二階堂は「初めてのことばかりだったので、すごく勉強させていただきました。言葉で繋がっているんじゃなくて、アートっていうのは感覚で共有していくものなんだとあらためて感じさせていただける現場で、すごい楽しかったです」と海外のスタッフとの仕事を振り返った。

2人は本作が初共演。稲垣は「初めて二階堂さんをスクリーンで見た時は衝撃が走りましたし、いつかご一緒させていただきたいと思っていた女優さんだったので、今回は本当にいい経験だったと思います」と共演を喜び、「二階堂さんが本当にばるぼらだった。今日はビックリしちゃうくらい“二階堂さん”なので、本当に夢だったのかなと思わせてくれる」と、役を離れた二階堂とのギャップに戸惑いを覚えるほど彼女のつくり上げたばるぼらが見事であったことをうかがわせた。

一方、二階堂は稲垣について「ちょっと文学を感じる方というか、初めて難しい本を手にとったような感覚。知りたいって思うし、でもそこにまだ自分が追いつけていないというか、自分の未熟さやまだ大人になりきれていない部分みたいなものを感じさせられるような感覚」と印象を述べ、「お芝居を一緒にさせていただていいると、どんどん自分の中に眠っているばるぼらみたいなものを起こされるような方でした」と初共演を振り返った。

最後は手塚監督が「かなり深い内容でもございますし、決して口当たりの良い作品ではないかもしれません。ですけども、最初は不思議な味だと思うかもしれませんが、よく味わってみればそこから新しい味が開けていって、皆さんを夢の世界に連れていくことができると思います」とアピールして会見を終えた。

映画『ばるぼら』は、2019年公開。

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