乃木坂46・若月佑美卒業セレモニー開催 「最後まで与える人に」サプライズでメンバーを泣かせ、グループを去る

乃木坂46 若月佑美卒業セレモニー

11月30日をもって乃木坂46を卒業した若月佑美の卒業セレモニーが4日、東京・日本武道館で開催された。


会場には約1万人のファンが集結。全国60館73スクリーンでライブビューイングも実施され、2万5,000人が若月のアイドル最後の姿を見守った。

開演前、“若様軍団”の山下美月・梅沢美波・阪口珠美の3人による影ナレでは山下がすでに涙声。ステージ上には巨大なスクリーンの上に若月佑美の文字を象った電飾が掲げられ、会場は若月のメンバーカラーである青一色に染まった。

この日のセットリストは若月が自ら考案。イベント序盤は“キャラ渋滞を解消したい”という若月の「やっておきたい曲ベスト5」として、第5位からカウントダウンをスタート。
最初は白石麻衣と秋元真夏によるユニット曲で、今年の「真夏の全国ツアー」で実施されたジコチュープロデュース企画で桜井玲香と披露した「まあいいか?」を再び2人でパフォーマンス。
第4位は、通称“女子校カルテット”と呼ばれる乃木坂46の女子校出身メンバー、若月佑美、秋元真夏、桜井玲香、中田花奈の4人による楽曲「告白の順番」。最新シングルに収められた同曲はまだ客前で披露するタイミングがなく、4人での最初で最後のパフォーマンスに。


途中、「私が聴きたい曲」として、当時研究生だった2期生による「ボーダー」をはさみ、第3位は若月と梅澤美波、阪口珠美、山下美月による“若様軍団”の楽曲「失恋お掃除人」。歌い終えると割り箸を取り出し、見納めとなる宴会芸「箸くん」を披露した後、ここ日本武道館での引退コンサートでステージ中央にマイクを置いた山口百恵さんをオマージュしてか、「戦場のメリークリスマス」をBGMに、割り箸をそっと床に置き、ステージを去っていった。


バラエティ番組等でボーイッシュなキャラクターを担当することも多かった若月。第2位は、こちらも「真夏の全国ツアー」でのジコチュープロデュース企画で歌った生田絵梨花のロックナンバー「低体温のキス」を、樋口日奈と伊藤純奈を従えて男装でパフォーマンスした。
そして最後は「乃木坂に入って、いつかこの2人と3人で何かできたらいいなとずっと言っていて、それがやっと形になった」という、思い入れの強い楽曲「Rewindあの日」を桜井玲香、西野七瀬とともに歌い上げた。

後半は「会いたかったかもしれない 」「ガールズルール」「ロマンティックいか焼き」「制服のマネキン」と続けてパフォーマンス。本編ラストは、最後の参加シングルとなった「帰り道は遠回りしたくなる 」。大サビ前の間奏では、センターの西野と若月が向かい合う振り付けがある。この振り付けをオリジナルのメンバーで踊るのもこの日が最後。2人は視線を交わして微笑みを浮かべた。


アンコール明け、ステージに1人、再び姿を現した若月はファンへ向けた手紙を朗読。
「初期の頃から将来の夢を聞かれて、ずっと答えていたことがあります。それは女優さんとか、そういう職業についてじゃなくて、『誰かの人生にいい影響を与えられる人になる』という不思議な夢です」と明かす。「これが少しでも叶っていたら、私の7年間のすべてが報われます。悩んで、もがき苦しんだ日々もあったけれど、そんなものなんて、パッてなくなっちゃいます」と続け、「不器用で空回りばっかで、技術も武器も持ち合わせてなくて、1本線ばかり引いちゃう性格で、感性も変わってるし、最後まで女の子っぽくないし、正直、アイドルっぽくもなかったと思います。でも応援してくれるみんながいたから、そんな私でも楽しくアイドルができたし、どこまででも頑張ろうって思えました。ファンの方、最高! メンバーも最高! スタッフさんも最高! つまり、乃木坂って最高! こんなアイドルを愛してくれて、ありがとうございました」と感謝を伝えた。

メンバーをステージに呼び込むと、「私はメンバーが大好きでした。乃木坂46が大好きでした。みんなのことを失いたくありません」と、デビューシングルに収録された「失いたくないから」を全員でしっとりと歌唱。
曲が終わると、若月がメンバー1人ひとりに「ありがとう」と声をかけながら花を1輪ずつ手渡していく。若月からのサプライズに驚いたメンバーは目に涙を浮かべながらも、若月と微笑みを交わしながら花を受け取っていったが、最後に受け取った桜井だけは顔を上げることができず、うつむいたままだった。
最後は楽曲の終わりに若月の決め台詞がある「ダンケシェーン」をラストパフォーマンス。若月最後の「やっぱ乃木坂だな!」で会場は大歓声に包まれた。


メンバーへのサプライズについて、若月は「最後まで与える人になりたいです、とスタッフさんにお願いした」と明かす。「最後の最後までみんなと楽しい時間を過ごせて幸せでした。まさか私が笑顔で終われるなんて思っていなくて、大号泣すると思っていたんですけど、皆さんがすごく応援してくださって、盛り上がってくださって、メンバーが助けてくれて、スタッフの皆さんが協力してくれて、笑顔で終わることができたと思っています。もう思い残すことはありません。全部やらせていただきました。本当に本当に幸せなアイドル人生でした」と感無量の表情を浮かべた。
「本当にありがとうございました!」という若月の挨拶の後も、なかなかステージを去ろうとしないメンバーたち。若月を取り囲み、流れ続けていた「ダンケシェーン」のインストのラストに合わせて、「やっぱ若月だな!」と声を揃えると、「ありがとう!」と堪えていた涙が瞳に溢れた。

最後にステージ上に1人残った若月は「『帰り道は遠回りしたくなる』の歌詞にあるように、強くなりたい。強くなって外に出る姿をみんなで見せたい。後輩もいるし。昨日も4期生がお披露目されました。新しい風が乃木坂46に入ってまいりました。私は卒業するけど、まだまだ乃木坂46はかっこいいメンバーばかりですし、推し甲斐のあるメンバーばかりです。これからも乃木坂46をよろしくお願いします」とファンにメッセージ。オフマイクで「ありがとうございました!」と声を振り絞って深々と一礼し、笑顔で手を振りながらステージの奥へと消えていった。

乃木坂46 若月佑美 卒業セレモニー セットリスト

Overture
Dance Opening Act
M01. 狼に口笛を
M02. 音が出ないギター
-MC-
M03. まあいいか?
-MC&VTR-
M04. 告白の順番
-MC-
M05. ボーダー
-MC-
M06. 失恋お掃除人
-MC&VTR-
M07. 低体温のキス
-MC&VTR-
M08. Rewindあの日
-MC-
M09. 会いたかったかもしれない
M10. ガールズルール
M11. ロマンティックいか焼き
M12. 制服のマネキン
M13. 帰り道は遠回りしたくなる
<アンコール>
EN01. 失いたくないから
EN02. ダンケシェーン

若月佑美 略歴

1994年生まれの24歳。2011年、乃木坂46の1期生として加入。3rdシングル以降、20作連続で選抜入りを果たし、中心メンバーの1人としてグループを支えた。
数多くの舞台公演に出演し、現在放送中のドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)にレギュラー出演中。
乃木坂46オリジナルグッズのデザインを手がけたり、「二科展」デザイン部門に7年連続で入選するなど、多方面でクリエイティブな感性も発揮した。

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