「万引き家族」が最多13受賞 「カメ止め」の優秀作品賞に司会・蒼井優は「フラガール」を想起 「第42回日本アカデミー賞」各賞発表

「第42回日本アカデミー賞」表彰式で司会を務める西田敏行と蒼井優

「第42回日本アカデミー賞」の優秀賞発表会見が15日に都内で行われ、正賞15部門の各優秀賞と新人俳優賞が発表された。


優秀作品賞には、カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた『万引き家族』をはじめ、『北の桜守』『孤狼の血』『空飛ぶタイヤ』、そして社会現象となった『カメラを止めるな!』が選ばれた。

監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールのプロジェクトとして制作され、都内2館での単独劇場公開から口コミで火がつき、全国300館以上での上映へ発展した『カメラを止めるな!』。「第42回日本アカデミー賞」では、優秀作品賞のほか、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞、優秀撮影賞、優秀音楽賞、優秀録音賞、優秀編集賞の8部門での受賞となった。
3月1日(金)に行われる授賞式で司会を務める日本アカデミー賞協会組織委員会副会長の西田敏行は同作について、「あれだけのバジェット(予算)でよく稼いでくれた」と感心しきり。同じく司会を担当する女優の蒼井優は、「昔、『フラガール』という作品が日本アカデミー賞の場に呼んでいただけた、あの時の興奮を思い出します」と、かつて自身が出演し、大手映画会社4社以外の作品でありながら第30回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『フラガール』を彷彿とさせる快挙に感慨深げだった。

優秀主演男優賞は、『散り椿』の 岡田准一、『終わった人』の舘ひろし、『カメラを止めるな!』の濱津隆之、『孤狼の血』の役所広司、『万引き家族』のリリー·フランキーが受賞。優秀主演女優賞には『万引き家族』の安藤サクラ、『日日是好日』の黒木華、『人魚の眠る家』の篠原涼子、『勝手にふるえてろ』の松岡茉優、『北の桜守』の吉永小百合が選出された。
最多受賞は、12部門13受賞の是枝裕和監督作『万引き家族』。また、樹木希林さんは『日日是好日』と『万引き家族』で優秀助演女優賞をダブル受賞。
新人俳優賞には上白石萌歌、趣里、平手友梨奈、芳根京子、伊藤健太郎、中川大志、成田凌、吉沢亮が名を連ねた。

同賞は、2017年12月16日~2018年12月15日に公開され、選考基準を満たした作品を対象に選出。授賞式は3月1日(金)に行われ、「第41回日本アカデミー賞」において最優秀主演女優賞に輝いた蒼井優と、日本アカデミー賞協会組織委員会副会長の西田敏行が司会を務める。
蒼井は「学生時代の学級会みたいなもので司会をやったことのない私が、人生で初めて司会をする場が日本アカデミー賞という大きな舞台ということで、とても緊張しています。私にとってもそうでしたけど、今年もどなたかにとって忘れられない1日になることは絶対だと思うので、皆様の喜びを一緒に感じつつ、西田さんとともに楽しんで司会ができるように努めてまいります」と意気込み。
昨年の授賞式で「映画界ってよくないですか? 私本当に好きなんです」と語った受賞スピーチが一部のメディアで「映画館」と報道されたことに言及し、「私は去年ちょっと滑舌が悪かったために、映画界といったのか、映画館といったのかっていう議論があったと耳にしたので、1つアドバイスとしては、滑舌よく喋っていただけると伝わるのではないかと思います」と受賞者に注意を喚起して会場の笑いを誘った。

「第42回日本アカデミー賞」受賞一覧

■優秀作品賞
「カメラを止めるな!」
「北の桜守」
「孤狼の血」
「空飛ぶタイヤ」
「万引き家族」

■優秀アニメーション賞
「ドラゴンボール超 ブロリー」
「ペンギン・ハイウェイ」
「未来のミライ」
「名探偵コナン ゼロの執行人」
「若おかみは小学生!」

■優秀監督賞
上田慎一郎「カメラを止めるな!」
是枝裕和「万引き家族」
白石和彌「孤狼の血」
滝田洋二郎「北の桜守」
本木克英「空飛ぶタイヤ」

■優秀脚本賞
池上純哉「孤狼の血」
上田慎一郎「カメラを止めるな!」
是枝裕和「万引き家族」
那須真知子「北の桜守」
林民夫「空飛ぶタイヤ」

■優秀主演男優賞
岡田准一「散り椿」
舘ひろし「終わった人」
濱津隆之「カメラを止めるな!」
役所広司「孤狼の血」
リリー·フランキー「万引き家族」

■優秀主演女優賞
安藤サクラ「万引き家族」
黒木華「日日是好日」
篠原涼子「人魚の眠る家」
松岡茉優「勝手にふるえてろ」
吉永小百合「北の桜守」

■優秀助演男優賞
岸部一徳「北の桜守」
ディーン·フジオカ「空飛ぶタイヤ」
西島秀俊「散り椿」
二宮和也「検察側の罪人」
松坂桃李「孤狼の血」

■優秀助演女優賞
樹木希林「日日是好日」
樹木希林「万引き家族」
篠原涼子「北の桜守」
深田恭子「空飛ぶタイヤ」
真木よう子「孤狼の血」
松岡茉優「万引き家族」

■新人俳優賞
上白石萌歌「羊と鋼の森」
趣里「生きてるだけで、愛」
平手友梨奈「響 -HIBIKI-」
芳根京子「累-かさね-」「散り椿」
伊藤健太郎「コーヒーが冷めないうちに」
中川大志「坂道のアポロン」「覚悟はいいかそこの女子。」
成田凌「スマホを落としただけなのに」「ビブリア古書堂の事件手帖」
吉沢亮「リバーズ・エッジ」

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