笑福亭鶴瓶主演で「閉鎖病棟」映画化 共演に綾野剛&小松菜奈

映画「閉鎖病棟(仮)」キャスト

帚木蓬生による山本周五郎賞受賞作「閉鎖病棟」(新潮文庫)が、笑福亭鶴瓶を主演に迎えて映画化されることが決定した。


1995年に発売された原作は、とある精神科病院を舞台に、様々な過去を背負い、家族や世間から遠ざけられながらも明るく生きていた患者たちの日常を遮るように起こった殺人事件を巡って、交錯する登場人物たちの様々な想いを描いた感動作。

国民的芸人・笑福亭鶴瓶が本作で演じるのは、死刑囚でありながら、刑の執行が失敗し生きながらえ、今は精神科病院にいる男・梶木秀丸役。
10年振りとなる主演映画に、役作りのため約10日間で7キロもの減量を行って挑み、「とにかくいい脚本なんです。クランクイン前に脚本を読んでいたら、涙が止まらず、撮影現場でも台詞を言っていても、ぐっと詰まることが度々あります。“人に優しい映画”になると確信しています」と力を込めた。

共演には、秀丸と心を通わせる患者役に綾野剛。サラリーマンだったが、幻聴が聴こえるようになり、家族から疎まれて精神科病院に強制入院となったチュウさん役を演じる。
また、不登校が原因で精神科病院に通院する女子高生・由紀役で小松菜奈の出演が決定した。

監督・脚本を手がけるのは、『愛を乞うひと』『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸。2011年に原作と出逢った平山監督は、原作に惚れ込み、初めて自ら脚本を執筆して映画化を打診。9年越しで実現することとなった。

撮影は、1月7日松本ロケにてクランクインし、その後、独立行政法人国立病院機構が運営する精神科の専門医療施設・小諸高原病院の協力を得て、2週間にわたるロケ撮影が行われた。日本国内で、ドキュメンタリーを除いて、国立の精神科病棟を使用しての精神科病棟を舞台とした作品の映画撮影は、本作が初めての試み。ほかに関東近郊や都内での撮影を経て、2月中旬頃にクランクアップ予定。2019年11月に公開予定となっている。

笑福亭鶴瓶 コメント

平山監督から、長文のオファーの手紙をいただいたのが3年前。素晴らしい作品を数多く手がけた平山監督がそこまでおっしゃるならと、お引き受けしました。とにかくいい脚本なんです。クランクイン前に脚本を読んでいたら、涙が止まらず、撮影現場でも台詞を言っていても、ぐっと詰まることが度々あります。“人に優しい映画”になると確信しています。

綾野剛 コメント

鶴瓶さんは深く潔く、小松さんは繊細で瑞々しく、平山監督は愛で現場を包み込んでくれる。 私はこの作品の中で、本当を見つける事を捨て、嘘をつかない事を手に入れた。本当とは観念だ。嘘をつかないとは心念だ。平山監督のまなざしに魅せられ気づかされました。誰一人、自分に嘘が無い人達の物語です。優しく強く抱きしめて頂けたら幸いです。

小松菜奈 コメント

今回、私が演じているのは、自分ならば決して耐えられない程の壮絶な過去を背負いながら、強い覚悟で生きていく少女の役です。共演者の方々とお芝居の化学反応を楽しみながら、日々挑戦しています。特に長野ロケでは、演技に集中出来る環境が整い、鶴瓶さんや綾野さんという諸先輩がオープンに接して下さるので、オンとオフを切り替えながら、現場で落ち着いて撮影に取り組めているのを実感しています。

平山秀幸監督 コメント

原作が書かれた20年以上前と比べて、今ではスマホやパソコンで生活は便利になったけれど、むしろ、自分の荷物を抱えきれずに、心の病にかかる人が増えた気がする。
自身もどん底で苦しいのに、他人の痛みを思いやる――原作で、秀丸がみせる“自己犠牲”に圧倒され、どうしても映画化したいと脚本を書き始めた。
笑福亭鶴瓶さんは、きっと新しい顔を見せてもらえるとお願いした。
そこに綾野剛さん、小松菜奈さんという、才能溢れるキャストが加わって、芝居の応酬を見ていて楽しい現場となった。

ストーリー

長野県小諸のとある精神科病院。それぞれの過去を背負った患者たちがいる。母親や嫁を殺めた罪で死刑となりながら、死刑執行が失敗し生き永らえた梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)。サラリーマンだったが幻聴が聴こえ暴れ出すようになり、妹夫婦から疎んじられているチュウさん(綾野剛)。不登校が原因で通院してくる女子高生、由紀(小松菜奈)。彼らは家族や世間から遠ざけられても、明るく生きようとしていた。そんな日常を一変させる殺人事件が院内で起こった。加害者は秀丸。彼を犯行に駆り立てた理由とは—– ?

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