[Interview] 美少女からスケバンまで…浅川梨奈が明かす実写版の役作り スパガ卒業&二十歳目前の現在の心境も

浅川梨奈

「人気のあるキャラクターを任せていただくことが多くて、ありがたい反面、物凄くプレッシャーも」と襟を正すのは、数々の実写化作品に出演する女優の浅川梨奈。現在、主人公の鋸村ギーコを演じた『血まみれスケバンチェーンソーRED』(前編「ネロの復讐」/後編「ギーコの覚醒」)が、ユナイテッド・シネマ、アクアシティお台場にて4DX上映中。3月末からはヒューマントラストシネマ渋谷にて前編、後編の2D版が順次上映される。


ハードなアクションにも挑戦した本作で、「Twitterのハッシュタグを見ると、映画を観てくださった方の評判が良くてうれしい」と頬を緩ませる浅川。
演じた鋸村ギーコは、セーラー服の下にふんどし、足元は下駄、手にはチェーンソーという出で立ちがトレードマークの“スケバン”。2月にふんどし姿の特写が公開されると、大きな話題を呼んだ。
「あの写真が公開されてから、友達から『何をしてるんだい?』っていうLINEが来ました(笑)。芸能界のお兄ちゃん・お姉ちゃんみたいな先輩たちからは『どうしたのこれ?』って、年上の人には心配されましたね(笑)」と、インパクトの強いキャラクターだけに、周囲の反響も大きかったよう。

浅川梨奈
本作は三家本礼によるゾンビスプラッターアクション漫画の実写版。浅川にとってこれまでの出演作と異なっていたのは、別キャストによる映画第1作のリブートだったということだ。
「前作があるっていうのは初めてのパターン。前作があるだけでなく、キャストが変わって自分が主演を務めさせて頂く、しかも前作の主演は内田理央さん、という感じだったので、やっぱりプレッシャーはあった」としながらも、「内田さんとはまた違ったギーコを演じられるように、いい意味で前作を超えるつもりで頑張りたいと思って挑んだので、プレッシャーだけではなく自分の向上心にも繋がったと思う」と、新たな挑戦で得たものは大きい。あえて前作を見ずに撮影に臨んだそうで、「全部撮影が終わってから前作を見た時に、内田さんのギーコと自分のギーコに通ずる部分を感じたので、役柄に対して『間違っていない解釈をできたんじゃないかな』って思えたところもありました」と確かな手応えも感じた。

実写化作品の浅川流役作り 根底にあるのはキャラクターへの愛

今年は本作を含め、5本の出演作が公開予定。そのうち3本が漫画原作の実写化作品だ。それ以前から、数々の実写化作品に出演してきた。その役どころは本作で演じた奇抜な風貌のスケバンから、恋に不器用な理系女子、『honey』の西垣雅や『咲-Saki-』の原村和といった王道の美少女まで、実に幅広い。

2016年末から2017年にかけてドラマ&映画化された『咲-Saki-』で演じた原村和役は、女性ばかりの登場キャラクターの中でも特に“美少女”という位置づけで、主人公の宮永咲と並んで“もう1人の主人公”とも呼ばれるほど重要なキャラクターだった。
熱狂的なファンを持つ同作は当初、作品自体の実写化に対してはもちろんのこと、人気キャラクターである和役を演じる浅川への風当たりも強かったが、いざドラマの放送がスタートすると、原作へのリスペクトが感じられる仕上がりに原作ファンからも好評価が続出。
「『咲-Saki-』が受け入れていただけたのは、全員が全員キャラクターを愛していたからこそ。『蓋を開けてみたら良かった』って言ってもらえたことが、今、実写化作品に出演させて頂く際の自分の自信にもなっている」と、相次ぐ実写化作品出演の皮切りとなった思い入れ深い作品を振り返る。

浅川梨奈
「私も漫画やアニメがすごく好きなので、否定的な気持ちから入ってしまう理由もすごくわかる。実写化に反対する理由もすごくわかるからこそ、誰よりもキャラクターに愛を持つことを一番意識しています」と原作ファンへの理解を示し、だからこそキャラクターに愛情を込めて入念に役作りを行う。漫画の表情やアニメの声や喋り方を意識するだけに留まらず、キャラクターの思考や性格も自分なりに掘り下げていくのだという。
「『咲-Saki-』の時は一ヶ月くらいかけて、少しずつ和のやりそうなことっていうのを自分の中に溜めていきました。逆に、自分の中で『この子はやらないだろうな』ということはやらない。今もこの後控えている作品があるんですけど、それのために1個ずつ『この子だったらこういう行動しそうだな』っていうのを常に頭の隅において、帰り道に――例えば歩き方とか――考えて、1個ずつその子の引き出しを増やしていけるようにいつも思っているんです」と地道なアプローチを明かす。おかげで役作り期間中はキャラクターが染み付いてしまい、「ギーコの時なんて私生活でもずっと口が悪くて……スケバン口調になっちゃうんですよ。あと電車で座っててもつい足開いちゃったり、歩き方もガニ股までいかないけどちょっと広くなったりとか、バッグの持ち方だったりとか、どこかで(スケバンが)出ちゃうので、直すのが大変でした」と苦笑する。

「毎日が楽しい」新生活に充実感 「仕事に一生懸命になる20代に」

今年1月に、約5年間所属していたアイドルグループ・SUPER☆GiRLSを卒業し、本格的に女優業へとシフトした。「毎日楽しくて、先のお仕事に対してこんなにワクワクできることは本当に幸せです」と、新たな環境に瞳を輝かせる。
「マネジャーさんも新しく代わったんですけど、今までのマネージャーさん以上に事細かに提示してくれるし、良いところは良い、悪いところはダメと、いい意味でオブラートに包まず、すごいストレートに言ってくれるんですよ。だからたまに本当にグサッとくるんですけど(笑)。お母さんみたいですね。私もいただけるお仕事に対して『次に繋げよう』っていう意識を今まで以上に持てるようになりました。やりたかったこととか、そういうものを少しずつ叶えていってくださっているので、私も頑張らないとなと。すごく順調に、楽しくやってます」と充実感をにじませる。

浅川梨奈
浅川梨奈
4月3日には二十歳の誕生日を迎える。「この10代をアイドル活動に捧げてきたので、悔いの残らない、本当に楽しい10代だったなと思う。」と、はにかみながらも、「仕事が楽しくて、仕事している時が一番幸せ。今は何よりも仕事を頑張りたいので、お仕事に一生懸命になる20代にしたい」と意気軒昂。

他方で、大人の仲間入りを楽しみにしている。「『明日朝早いから飲めない』とか、先輩方が言っているのが羨ましくて、言ってみたい(笑)」と、いたずらっぽい笑みを浮かべ、「今までお世話になったグラビアチームの方々や普段お世話になっているスタッフさんみんなでお酒を飲む機会を作りたいなって思っています。そういう方々がいなかったら今の自分はいないので、みんなに『本当にありがとうございました!』っていう気持ちを込めて、楽しくお酒を飲んでみたいです!」と、力強く拳を握ってみせた。

仕事面においてもプライベートにおいても、おそらく浅川にとって重要な節目となるであろう2019年。自身のモチベーションも、周囲の環境も万全。そして何よりも、役に対して真摯に、誠実に向き合う姿勢が、彼女のさらなる活躍を約束している。


■作品情報

「血まみれスケバンチェーンソーRED」
ヒューマントラストシネマ渋谷にて2D版の上映が決定!
「 前編 ネロの復讐」 上映期間:3/29(金)〜4/4(木)
「 後編 ギーコの覚醒」 上映期間:4/5(金)〜4/11(木)

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