[Interview] 磯村勇斗&稲葉友、かけがえのない仲間に出会えたことが一番の財産!

磯村勇斗、稲葉友(左から)

あなしん原作の人気コミックを実写映画化した『春待つ僕ら』。昨年12月に公開されると、さわやかで切ないストーリーは、若者を中心に大きな話題になった。なかでも、バスケ部のイケメン四天王と呼ばれた4人の友情は観ている人にさまざまな思いを喚起させた。


そんなイケメン四天王のなかで、若宮恭介役の磯村隼斗と宮本瑠衣役の稲葉友が、若手俳優が一つの作品に向かって力を合わせて作り上げた活気ある現場を振り返った。

――DVD&ブルーレイに入るビジュアルコメンタリーをメンバー皆さんで撮ったとお聞きしました。

稲葉 このタイミングがみんなで集まる最後かなと思ったので、ワイワイ楽しく収録しました。すでにいろいろなところでたくさんインタビューしていただいているはずなのですが、まだまだ新しい話が出てきました。

磯村 平川(雄一朗)監督も自分たちの熱量をしっかり受け止めてくださっていたので、とても楽しかったです。

――映画が公開され、改めてこの作品でどんなことを得ることができたと実感していますか?

磯村 このメンバーに出会えたことが一番の収穫です。小関(裕太)くんと杉野(遥亮)くんは二回目の共演で、(土屋)太鳳ちゃんも過去にご一緒したことがあったのですが、友や(北村)匠海とは初めてでした。でも会ったときからすごく良いメンバーで、同世代の俳優さんとお芝居ができたことが本当に刺激的でした。

稲葉 僕は皆さん初共演だったのですが、こういう大きな規模の作品に、この時期に真ん中で関わらせてもらった経験は大きかった。特にこのメンバーでやれたのは、自分にとって、今後俳優を続けていくうえでの財産になったと思います。これから誰とどこで共演しても、ここで出会えた経験値がお芝居の助けになると思える人たち、ディープなところで関わることができるメンバーでした。これをきっかけにもっと上にいかなければいけないと思ったし、進んでいった先で、また再会したいと思える相手でした。半端できないし、どこかで突っ張りつつ、安心して身をゆだねられる人たちと出会えたことは大きかったです。

磯村勇斗、稲葉友(左から)
磯村勇斗、稲葉友(左から)

――バスケのシーンも大きな話題になりましたね。

稲葉 一緒にバスケをやった人たちも皆さん俳優で年も近かったんです。人数もいるし、最初は撮影に向き合うモチベーションもさまざまで、フワッとした感じだったのですが、そこを含めて締めるところ、緩めるところが部活っぽかった。そこを利用しない手はないなということで、僕らメインのメンバーだけではなく、みんなでコミュニケーションをとりながら、いい関係性を作れました。

磯村 青凌高校のメンバーは、クランクイン前から練習していたのですが、そのとき(ライバル校の)鳳城高校バスケ部のオーディションをしていたんです。来る人がストリート系バスケの人たちが多く、みんなうまくてパワープレイだったので「こんな人たちと対戦するんだ」って不安だったんです(笑)。すごくレベルが高かったのですが、こちら側も同等に戦いたいという思いがあり、切磋琢磨していい雰囲気で撮影ができました。

――DVDやブルーレイならではの、何回も観てほしいと思うおすすめのシーンは?

稲葉 最初(土屋太鳳演じる春野)美月が、バスケ部の練習を見に行くところ。ドリブルの音と女の子の歓声が聞こえてくるのですが、ドリブルの音が心音みたいに二つ入って、それに美月がハッとするんです。平川監督の演出がドラマチックですし、そのときの土屋太鳳の表現力もすごい。あのシーンは何回も観られる。あそこからすべてが始まるんです。グッときます。

磯村 僕は美月が最後に作文を読むところ。そのときの美月の表情や、挿入される試合のシーンがすごく好きです。普通に観たあと、もう一度目をつぶって作文だけを聞くと、手紙に込められた深いメッセージがより心に響くと思うんです。

「春待つ僕ら」プレミアム・エディション ジャケット写真 (c)あなしん/講談社 (c)2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会
「春待つ僕ら」プレミアム・エディション ジャケット写真
(c)あなしん/講談社 (c)2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会

――共演した土屋太鳳さんや北村匠海さんの印象はいかがでしたか?

磯村 匠海はお芝居を含め、すべてがナチュラル。内から湧き出るものを、テクニックとかじゃなく素直に表現するんです。だからものすごくストレートに伝わる。僕はそういうお芝居が一番好きなんです。本人は天然でとても人懐っこくて可愛らしい。それでいて繊細で、俳優として刺激をもらいました。

稲葉 こちらがやっていること吸い取る感じ(笑)。すごく心の奥の方で演じていても画面に映る。あれを20歳そこそこでやられてしまうと、後輩だったら、うっかり憧れの先輩って言ってしまいそう(笑)。生活がお芝居に還元されている。本当にすごいです。年下だけれど尊敬できます。でも可愛いし馬鹿なところも魅力です。

磯村 太鳳ちゃんはパワフルで明るいし、現場でもエネルギー源でした。周囲も巻き込んで一緒に前に進んでいける。一人一人に気を使えるし、心遣いもある、愛にあふれた人ですね。

稲葉 普通の人が「ここでいいかな」と思っているところでも、さらに上を目指してやめない。役作りにしてもそうですが、日々の生活のなかで、あたりまえのことを一つずつ積んでいったら、いつのまにか超人になっていた……みたいな。だから仏や女神に見えることもあるけれど、中身は超普通の人間なんですよね。気配りもできるし、純粋さも持ち合わせている。いつまでも傷つかずに、健やかに過ごしてほしいと思える人ですね。

――素敵な仲間に囲まれた現場だったんですね。

磯村 僕らも夫婦みたいな関係性でいられたのかなと思いますね。友がムードメーカーになって、僕が後ろで見守ってアシストするような……。とても自然な関係が作れました。

稲葉 確かにいい夫婦みたいな感じだったね。磯村くんがいてくれたから、現場で周囲をかき回すことができましたからね。

(取材・文:磯部正和)

「春待つ僕ら」

2019年5月10日(金)ブルーレイ&DVD 発売
■【初回仕様】 ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組)¥5,990+税
■【初回仕様】 DVDプレミアム・エディション(2枚組)¥4,990+税
■DVD ¥3,990+税
2019年4月10日(水)ブルーレイ&DVD・デジタルレンタル開始
2019年3月13日(水)デジタルセル先行配信開始

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