映画「静かな雨」太賀×衛藤美彩

元乃木坂46・衛藤美彩、「静かな雨」映画化で太賀とW主演 記憶が失われていくヒロインに

3月に乃木坂46を卒業した衛藤美彩が2020年公開の映画『静かな雨』で、俳優の太賀とダブル主演を務めることが発表された。


原作は、「羊と鋼の森」で2016年の本屋大賞1位を受賞した作家・宮下奈都のデビュー作。
大学で生物考古学研究助手をしている行助(太賀)は、パチンコ屋の駐車場で見つけたたいやき屋に通ううちに、その店を一人で切り盛りする、まっすぐな目をした可愛い女の子・こよみ(衛藤)と親しくなるが、ある朝、こよみは交通事故に遭い、その後遺症で特殊な記憶障害を抱えてしまう。事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまうのだ。行助は記憶が刻まれなくなったこよみと、変わらずに接していこうとするが……。

映画初主演となる衛藤は、「初映画が初主演ということで、お話しを聞いた時は私で務まるのか不安な気持ちの方が大きかったです」と率直な心境を明かしながら、「でも静かな雨の原作を読ませて頂いて、この物語の世界観が本当に素敵で、ユキスケとこよみの生きている時間が優しく温かく、私もこの世界の中で生きてみたい!と素直に感じました。監督、スタッフの皆様、ユキスケ役の太賀さん始め、沢山の方に支えて頂きながら無事撮り終える事が出来ました!早く皆さんに観て頂きたいです」と語る。

一方、様々な役どころを自在に演じ分ける本格派俳優として注目を集める太賀は、本作について「この作品に対する想いを一言では表現できない。それほど、監督と沢山の言葉を交わし、悩み考え抜いて現場に臨みました」と述懐。「記憶が失われていくヒロインの目に映るのは、曖昧でどこか不確かな光景なのかもしれません。その世界に僕が持ち寄れるものは、確かで純粋な優しさだけだと思って演じました」と役に込めた思いを語った。

メガホンを取ったのは、『四月の永い夢』(2017)で世界4大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭コンペティション部門に選出され、国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞し、新作『わたしは光をにぎっている』(2019)で同映画祭に特別招待されワールドプレミアを果たした、昨今の映画界で評価を高めている新鋭・中川龍太郎。出演者と監督の若い力を結集させた本作で、日本映画界に真の愛を問いかける。

太賀 コメント

この作品に対する想いを一言では表現できない。それほど、監督と沢山の言葉を交わし、悩み考え抜いて現場に臨みました。
記憶が失われていくヒロインの目に映るのは、曖昧でどこか不確かな光景なのかもしれません。その世界に僕が持ち寄れるものは、確かで純粋な優しさだけだと思って演じました。
素晴らしいスタッフの方々、素敵なキャストの皆さんと過ごした日々は、中川監督の強烈な個性が引き寄せた、映画作りにおける奇跡のようでした。ぜひ、劇場に観に来てください。

衛藤美彩 コメント

初映画が初主演ということで、お話しを聞いた時は私で務まるのか不安な気持ちの方が大きかったです。でも静かな雨の原作を読ませて頂いて、この物語の世界観が本当に素敵で、ユキスケとこよみの生きている時間が優しく温かく、私もこの世界の中で生きてみたい!と素直に感じました。監督、スタッフの皆様、ユキスケ役の太賀さん始め、沢山の方に支えて頂きながら無事撮り終える事が出来ました!早く皆さんに観て頂きたいです。

中川龍太郎監督 コメント

山を切り崩して造成された人工の街のその片隅。
そこには、ささやかな生活があって、わずかばかりの自然の残響が音楽として満ちている。その歓びと哀しみと希みを描きたくてこの物語を映画にさせてもらいました。太賀さんが演じる、足を引きずりながらも一歩ずつ前進しようとする青年は僕たちの写し鏡。彼が、衛藤美彩さんの演じる、失われた自然の精霊と出会い、静かな奇跡を起こす姿を劇場の暗闇でみなさまと共有できるのを楽しみにいています。

ストーリー

大学で生物考古学研究助手をしている行助(太賀)は、パチンコ屋の駐車場でおいしそうなたいやき屋を見つける。そこは、こよみ(衛藤)という、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。そこに通ううちにこよみと少しずつ親しくなり、言葉を交わすようになる。
だがある朝、こよみは交通事故で意識不明になってしまう。毎日病院に通う行助。そしてある日、奇跡的に意識を取り戻したこよみだが、事故の後遺症で記憶に障害があることがわかる。事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまうのだ。行助は記憶が刻まれなくなったこよみと、変わらずに接していこうとするが……。
外は静かな雨が降っていた。

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