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乃木坂46 真夏の全国ツアー2019 最終公演の模様

乃木坂46、延べ29万人動員の「真夏の全国ツアー」に幕 <ライブレポ>

乃木坂46が1日(日)、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー2019」の最終公演を迎えた。


乃木坂46恒例となっている夏の全国ツアー。今年は名古屋、福岡、大阪、東京で全8公演を行い、延べ29万人を動員。最終日は全国232館250スクリーンでライブビューイングも実施され、約7万人が各地の映画館でライブを見守った。

天候にも恵まれ、3万5000人が来場した最終公演。オープニングはこれまで各地で開催してきたツアーの映像から東京公演の会場となった神宮球場前に降り立つメンバーの足元と円陣が映し出され、会場のステージ映像に切り替わると同時にメンバーが一列になってメインステージに登場。横一列に並ぶと、ステージ中央に姿を現した白石麻衣が「神宮の皆さん、楽しむ準備はできますか!? 盛り上がる準備はできてんのか!ラスト、おまえら全部出しきれよ!」と会場を煽り、ファンは大歓声で応える。白石の「神宮、騒げー!!」の掛け声で定番のサマーソング「ガールズルール」がスタートし、場内のボルテージが一気に上がる。齋藤飛鳥の「みんなの愛、いっぱい届けてください!」の声から「太陽ノック」、さらに堀未央奈が「神宮の皆さん、この夏一番騒いでください!」と声を張り上げて「夏のFree&Easy」へと続く。花道に散らばっていたメンバーが再びメインステージに集結すると「裸足でSummer」を繰り出し、夏曲の4連発で会場は早くも最高潮の盛り上がりを見せた。

最初のMCでは白石が「(最終日まで)本当にあっという間で、この神宮が終わってしまったら夏も終わっちゃうなっていう感じ。でも最後は盛り上がってみんなで楽しく終わりたいから、私はこの最後のライブでメンバーをいっぱい触ろうと思う」と話して会場を沸かせ、「もう飛鳥ちゃんを2回触った」とニヤリ。松村沙友理から「期待してるー」と言われると「待っててね」と返し、“バカップル”と呼ばれたコンビの健在ぶりを見せつけた。
新内眞衣は「今日は全国ツアーの最後っていうこともあるんですけど、玲香も最後なんです」とこの日のライブをもってグループを去る桜井の卒業を惜しむ。桜井は「リハのときから泣いてくれてるよね」と苦笑い。すでに涙目の新内は、涙が溢れないように上を向いたまま「だから私たちは後ろから、皆さんは前から玲香を見ておいてください」とファンに呼びかけた。


MC明けは3期生と4期生のVTR。乃木坂46の今後を担う新世代の映像が流れ、3期生と4期生によるブロックへ突入。ここでは、体調不良のため同ツアーを欠席していた大園桃子が、センターを務める「三番目の風」で復帰。会場の大歓声を受けて満面の笑顔を見せた。続いて、昨年グループに加わった4期生が「4番目の光」を初々しく披露した後、3期生の「トキトキメキメキ」を4期生と一緒にパフォーマンスし、4期生楽曲「キスの手裏剣」には3期生も参加するという、本公演でしか見られないパフォーマンスで満員の会場を大いに沸かせた。
その後、3期生と4期生が担当したMCでは、与田祐希が「ジコチューで行こう!」の間奏にある“だるまさんがころんだ”の振りで、鬼役となるセンターの齋藤飛鳥にタッチする際のやり方を毎回工夫しているが「そろそろネタ切れ」と悩みを吐露。今回のツアーでは「ハグもしたし、チューもした。突進もしたし、バックハグと見せかけた首絞めみたいなこともした」という。「何かしたいこととかないの?」と聞かれると、「飛鳥さんからチューされたい」と願望を告白し、会場は大盛り上がり。「今日披露するかわからないけど、もしあったら注目していただけたら」と期待感を煽った。

中盤は乃木坂46のユニット曲をオリジナルメンバーとは異なる“この夏限りの限定ユニット”で披露。最初は堀未央奈をセンターに佐々木琴子、伊藤理々杏、吉田綾乃クリスティー、佐藤楓、北川悠理、早川聖来による「自由の彼方」。続いて、アリーナ両サイドのサブステージに登場した赤い衣装の齋藤飛鳥と青い衣装の遠藤さくらが花道を歩いてセンターステージで合流すると、本来は桜井玲香、中田花奈ら7人による楽曲「他の星から」を2人でパフォーマンス。神宮球場の中央でしなやかに舞い、会場の視線を一身に浴びた。
松村沙友理率いる“さゆりんご軍団”の楽曲「白米様」は、歌唱力に定評のある生田絵梨花、伊藤純奈、久保史緒里、賀喜遥香の4人が歌詞の一部を英語に変えてカバー。ユニット曲の最後は桜井玲香がセンターで3期生の楽曲「自分じゃない感じ」。和田まあや、中田花奈、阪口珠美、金川紗耶とともに、明滅するライトの中、クールなダンスを決めてみせた。


ここで再びスクリーンには映像が流れ、「何年か前の私たちに、今のこの姿を見せてみたい」という齋藤飛鳥のナレーションが入る。「海外でライブができるようになった」「大きな賞をもらった」「新しい仲間が入ってきた」と、8年間で大きく飛躍した乃木坂46の軌跡を振り返る映像、そしてさらなる可能性の広がりを感じさせる映像となっていた。
映像が終わると、センターステージに姿を現した白石麻衣が、齋藤飛鳥が待つメインステージに向かって歩き出す。白石の到着からほどなくしてメンバーがステージに集結し、「インフルエンサー」がスタート。ステージ前には火柱が上がり、照明とペンライトの光で場内は真っ赤に染まった。続く「命は美しい」で会場は一転、青一色に。「何度目の青空か?」「シンクロニシティ」とヒットシングルの表題曲を並べると、さらにアンダー楽曲「滑走路」「日常」で畳み掛ける。メッセージ性の強い歌詞と攻撃的なビートが特徴的な「日常」では、間奏にダンスパートも盛り込まれ、センターの北野日奈子を中心とした気迫のこもったパフォーマンスに会場中が魅了された。

続いてのアンダー楽曲のブロックでは選抜メンバーを交えての特別編成で披露。井上小百合センターの「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」では生田絵梨花がセンターに入り、グループを卒業した伊藤万理華がセンターの「ここにいる理由」では寺田蘭世が、同じく中元日芽香センターの「不等号」では齋藤飛鳥が、それぞれそのポジションに立った。

7月に公開されたドキュメンタリー映画の主題歌「僕のこと、知ってる?」を挟んで、「そんなバカな・・・」「ハウス!」と乃木坂46のライブに欠かせない楽曲群で会場をヒートアップさせると、齋藤飛鳥のドラムソロからドラムセッションが始まり、ベース、ギター、キーボード、そしてストリングスで形成される“乃木坂バンド”が登場。バンドによる生演奏をバックに「世界で一番 孤独なLover」「スカイダイビング」「おいでシャンプー」をパフォーマンス。続く「ジコチューで行こう!」の間奏の“だるまさんがころんだ”では、MCで「飛鳥さんからチューされたい」と願望を明かしていた与田が頬を突き出してアピールするも、齋藤は自分の唇に当てた人差し指を与田の頬に付けるだけ。お預けを食う形となった与田は淋しげな表情を浮かべていた。
本編ラストは「Sing Out!」。観客のクラップが神宮球場に響き渡り、スクリーンには世界各国のファンが手を叩く様子が映し出された。さらに、「今日はパリと中継が繋がっています!」という秋元の言葉を合図に、パリのシンボルであるエトワール凱旋門の前にいる現地ファンと中継が結ばれた。国境を超えたクラップで一体感を増し、夜空に花火が打ち上がり、会場全体が感動的な空気で満たされた。
齋藤は「ついに終わってしまいました。寂しさもありますが、こうしてハッピーに終われたことがうれしいです。夏は終わりますが乃木坂46はまだまだ止まらずに頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と本編を締めくくった。


アンコールでは、この日の公演をもって乃木坂46を卒業するキャプテン・桜井のVTRが流れた後、白いドレスに身を包んだ桜井が1人でステージに登場。思いの丈を話してから、ソロ曲「時々 思い出してください」を歌い上げた。会場のファンはサプライズで桜の花の絵を掲げ、桜井は「みんな本当にありがとうございます。幸せだな本当に」と感激。
同曲が収録される24thシングルがリリースされるのは桜井卒業後の9月4日。表題曲「夜明けまで強がらなくてもいい」にも選抜メンバーとして参加している桜井は「実は選抜に入るかと聞かれた時に迷ったんです。歌番組とか全部出れないし、卒業した後にリリースするシングルで選抜に入るなんて、どうなんだろう? 中途半端なことをするんじゃないかと思ったんですけど、メンバーとかスタッフさんに相談したら、みんなが『思い出づくりにやればいいじゃん』って温かい言葉をくれて、新曲にMVだけ参加させていただいています。本当に最後になるので、最後にこの場で私もこの曲を歌いたい」と話し、「夜明けまで強がらなくてもいい」を披露。「ロマンティックいか焼き」「僕だけの光」と続き、「僕だけの光」では、膝の治療に専念するため全国ツアーを休演していた井上小百合も登場し、会場を沸かせた。


最後の楽曲へと移る前に、9月2日から新キャプテンに就任する秋元が桜井へ手紙を読み上げる。「玲香がキャプテンじゃなければ今の乃木坂はありません。玲香はそんなことないって謙遜するだろうけど、私だけじゃなく、ここにいるみんながそう思っているはずです。目には見えない乃木坂らしさ。それは玲香が作ってくれたこの優しい空気感なんだと思います。メンバーはみんな心の底から玲香がキャプテンでよかったと本当に思っています。うれしいことも苦しいことも全てを受け止めてくれて本当にありがとう」と伝えた。
桜井は「乃木坂のメンバーは一生大切な人たち。ずっと笑っていてほしい。こちらこそありがとう」と想いを噛みしめる。そして「やっぱ私にとって乃木坂といえばこの曲。これを最後にみんなで歌いたいなと思って、歌わせてくださいって言いました」と、乃木坂46のライブの最後に披露される「乃木坂の詩」を全員で歌唱。観客のシンガロングが夏の夜空に響き渡った。

名残惜しむファンの“玲香”コールでダブルアンコールに突入すると、「会いたかったかもしれない」を歌唱した後、桜井がアリーナの外周を歩いて、ファンに挨拶しながら広い神宮球場を一周。途中で卒業生の若月佑美がサプライズで現れ、驚く桜井に花束を手渡した。「卒業生を代表して、お花を持って参りました。玲香、本当に卒業おめでとう。よく頑張りました!」と労いの言葉をかけると桜井は思わず涙。会場は温かい拍手に包まれた。
メインステージに戻った桜井はステージ上でメンバーと円陣を組み、「努力!感謝!笑顔 !うちらは乃木坂、上り坂!フォーティシックス!」と最後の掛け声。会場のファンの方へ向き直ると、「楽しかったです!乃木坂に入ってよかったです!」と充実の8年間を噛み締め、笑顔でステージを後にした。

9/1(日) 乃木坂46 真夏の全国ツアー2019 東京公演 Day3 セットリスト

※()内はセンター
-VTR-
M00 Overture
M01 ガールズルール(白石麻衣)
M02 太陽ノック
M03 夏のFree&Easy
M04 裸足でSummer(齋藤飛鳥)
-MC- 
-VTR-
M05 三番目の風(大園桃子)
M06 4番目の光(遠藤さくら)
M07 トキトキメキメキ(岩本蓮加)
M08 キスの手裏剣(遠藤さくら)
-MC-
-VTR-
-ユニットVTR-
M09 自由の彼方(堀未央奈)
-ユニットVTR-
M10 他の星から(齋藤飛鳥)
-ユニットVTR-
M11 白米様(生田絵梨花)
-ユニットVTR-
M12 自分じゃない感じ(桜井玲香)
-VTR-
M13 インフルエンサー(白石麻衣・齋藤飛鳥)
M14 命は美しい(齋藤飛鳥)
M15 何度目の青空か? (生田絵梨花)
M16 シンクロニシティ(白石麻衣)
M17 滑走路(寺田蘭世)
M18 日常(北野日奈子)
-VTR-
M19 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(生田絵梨花)
M20 ここにいる理由(寺田蘭世)
M21 不等号(齋藤飛鳥)
-VTR-
M22 僕のこと、知ってる?
M23 そんなバカな・・・
M24 ハウス!
-MC-
-BAND INST-
M25 世界で一番 孤独なLover(白石麻衣)
M26 スカイダイビング
M27 おいでシャンプー
M28 ジコチューで行こう!(齋藤飛鳥)
M29 Sing Out!(齋藤飛鳥)

関連:  乃木坂46堀未央奈、初主演作で「上海国際映画祭」アジア新人部門・優秀女優賞にノミネート

<アンコール>
-VTR-
EN01 時々 思い出してください
EN02 夜明けまで強がらなくてもいい(遠藤さくら)
EN03 ロマンティックいか焼き
EN04 僕だけの光
-MC-
EN05 乃木坂の詩
WEN01 会いたかったかもしれない

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