映画『劇場』完成記念イベント

山崎賢人・松岡茉優ら、無観客の劇場に違和感「すごく不思議な気分」「本当に寂しい」

映画『劇場』の完成記念イベントが25日、都内の劇場で行われ、俳優の山崎賢人、松岡茉優、寛一郎、行定勲監督、原作者の又吉直樹が出席した。


イベントは、本来であれば劇場に観客を招待して完成披露試写会として開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、観客を入れず、報道陣を対象にキャスト、監督、原作者が作品について語る場として設けられた。
そのため、誰もいない劇場の客席にキャストが座り、ステージ上に大勢の報道陣がズラリと並ぶという、通常の舞台挨拶とは反対の構図に。

山崎は「本当はお客さんに観ていただきたかったんですけど、このようなご時世で、この感じの完成披露は初めての経験」と、試写として実施できなかったことを残念がり、寛一郎も「慣れないですよね、このお客さんがいない中で……謝罪会見みたい」と苦笑いを浮かべた。
ガランとした約800席の劇場内にポツンと座り、大勢の報道陣と対峙する格好に、松岡は「ここからの景色を見せてあげたい。すごく不思議な気分」としみじみ。行定監督も「なかなかない経験だから、これは記憶しておいたほうがいいよね。今しかない風景」と目を見張った。

映画『劇場』完成記念イベント

無人の客席に座り「不思議な気分」と話した登壇者たち

映画は、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹の同名小説が原作。劇作家を目指す主人公・永田と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希の、生涯忘れることができない恋を描いた物語。

お気に入りのシーンについて聞かれた山崎は「二人乗りのシーンはすごく頑張ったので、いいシーンになってますし、見てほしいなと思いますね」とコメント。寛一郎が「漕ぎながらセリフを言うってなかなか大変じゃない?」と言うと、その場面で共演した松岡が「セリフも(台本の)4ページくらいずーっと永田くん(山崎)のセリフ。私が合いの手を入れるでもなく。そして私を乗せて、さらに長回し一本撮り」と、撮影の裏話を披露。そんな難しいシーンにも関わらず、山崎はNGを出さず、2テイクでOKが出たそうで、松岡は「1回も噛まないんですよ。あの4ページくらいのを。もう1回テイク重ねたのは監督の気持ちで、山崎さんのNGではなかった。信じられなくないですか?」と目を丸くする。山崎が「全然もっと短いシーンで噛むのに」と自嘲気味に笑うと、寛一郎から「俺とのシーン噛み噛みだったじゃない」とツッコミを浴びていた。
原作を書いた又吉も「あそこは感動しました」と深くうなずき、山崎だけでなく松岡に対しても「セリフがないのに体勢ですごく感情が伝わってくる。あそこは是非観てもらいたい」と、2人の芝居を絶賛した。

イベントの最後に山崎は「お客さんのいない劇場っていうのは本当に寂しいんだなというか、やっぱりお客さんに見てもらって作品は成立すると思った」と、作品が観客のもとに届く日を願っていた。

映画『劇場』は、4月17日(金)全国公開。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式


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