役所広司×岡田准一×堀北真希 直木賞作品「蜩ノ記」が豪華キャストで映画化

昨年、第146回直木賞を満票で受賞したベストセラー「蜩ノ記(ひぐらしのき)」が、役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子の豪華キャストで映画化されることがわかった。

メガホンを握るのは、故黒澤明監督の遺作シナリオを引き継ぎ初監督を務めた「雨あがる」(2000年)でヴェネチア国際映画祭で緑の獅子賞、日本アカデミー賞で最優秀作品賞他8部門を受賞した小泉堯史(こいずみたかし)監督。本作になみなみならぬ思いをかける小泉監督は、原作者を自ら訪問し映画化を熱望。「黒澤組」ゆかりのスタッフも多数参加するという。

藩の重大な秘密を握り、10年の間幽閉されてしまう主人公・戸田秋谷役に、名優・役所広司。
城内で刃傷沙汰をおこし、秋谷の監視役として派遣される檀野庄三郎役には、「SPシリーズ」以降映画出演が相次ぎ、本作が3度目の時代劇映画出演となる岡田准一。ともに実力派、そして初共演の二人。秋谷に不信を抱いていた庄三郎が事件の真相を明らかにし、秋谷の気高い生き方に触れて成長する、師弟愛の絆が描かれる。
また本作のヒロイン、秋谷の娘・戸田薫役は「梅ちゃん先生」が記憶に新しい堀北真希。秋谷を温かく見守る妻戸田織江役は、「雨あがる」以来の小泉組参加となる原田美枝子が演じ、庄三郎と薫との初々しい恋と、秋谷と織江の温かな夫婦愛が描かれる。

役所は「初めてご一緒する岡田准一さんとの仕事が楽しみです。堀北真希さん、原田美枝子さんなど素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと静かに深く作品に溶け込めるよう頑張りたいと思います」とコメントし、岡田も「子どもの頃からファンでもある役所さんと初めて共演させていただけることは嬉しくもあり楽しみです」と語るなど、初共演をお互い楽しみにしている様子。
また、岡田とはデビュー作以来の共演となる堀北は「当時何もわからない私に優しく接していただきました。今回は足を引っ張ることなく立派に頑張りたいです」と、意欲を見せた。

豪華キャスト・スタッフが揃った本作品は、13年4月末から6月末まで岩手県や長野県など国内10箇所にてオールロケ撮影を行い、9月下旬に完成予定。公開は2014年を予定している。

<ストーリー>
城内で旧知の友と刃傷沙汰を起こしてしまった檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう/岡田准一)は、罪を免れ、家老・中根兵右衛門から藩命を受ける。それは、7年前に側室と不義密通し小姓を斬り捨てるという、前代未聞の事件を起こした罪で幽閉されている戸田秋谷(とだしゅうこく/役所広司)を3年後の切腹まで監視せよ、というものだった。
秋谷は前藩主から、藩の歴史である「家譜」の完成を命ぜられていた。監視の内容とは、7年前の事件がそこにどう書かれているか報告し、藩の秘め事を知る秋谷が逃亡を企てたときは妻子ともども容赦なく斬り捨てよ、というものだった。
幽閉中の秋谷を訪ねた庄三郎は、秋谷の娘・戸田薫(とだかおる/堀北真希)、妻・戸田織江(とだおりえ/原田美枝子)、息子・郁太郎と出会い、生活をともにしはじめる。編纂途中の「三浦家譜」と、秋谷の日記「蜩ノ記」を見た庄三郎は、切腹という過酷な運命が待っているにも関わらず“何ごとも生きた事実のまま書きとどめよ”という前藩主の言葉を守り、一日一日を大切に家譜づくりに勤しむ秋谷の姿に感銘を受けるのだった。
娘の薫はそんな父に信頼を寄せ、妻・織江は、疑いを持つことなく深い愛情で夫に尽くしているのだった。庄三郎は、秋谷が切腹に追い込まれた7年前の事件の真相を探り始める。いったいそこには何があったのか――?

真相に近づくにつれ、秋谷の人間性に魅了されていく庄三郎。そんな庄三郎に、秋谷の娘・薫は徐々に心を開いていく。庄三郎もまた、心の美しさを持つ薫に惹かれていくのだった。一方、夫の不義密通事件、加えて切腹と言う苛烈な運命が待っているにも関わらず、妻の織江は夫に深い愛情と信頼を寄せ、家族に尽くしながら日々を過ごしているのだった。
やがて、秋谷の不義密通事件の真相が明らかになる。さらに庄三郎は、事件の裏に隠された謎を解き明かす文書を入手する。それは、藩政を揺るがすような重大な文書だった。
当時、藩は正妻派と側室派とが激しく争っていた。実は家老の中根は、商人の娘という正妻の身分が決してばれぬよう、様々な隠ぺい工作を働いていたのだ。
事情を知った中根は、必死で文書を取り戻そうと企てる。その混乱の中、郁太郎をかばった百姓の子が藩の目付役の拷問で惨死するという、むごい事件が起きてしまう。これまでなかった怒りに駆られる庄三郎。果たして庄三郎と秋谷は、どのような選択をするのか? はたして家譜は完成するのか? 秋谷と庄三郎、そして薫と織江の運命は―――



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでTOKYO POP LINEをフォローしよう!

関連記事


Top