前田敦子、日プロ大賞授賞式で映画への思い語る

女優の前田敦子が「第22回日本映画プロフェッショナル大賞(日プロ大賞)」の主演女優賞を受賞し、15日、都内で行われた授賞式に出席した。


登壇した前田は「映画をこよなく愛する皆さんから戴けた賞、とっても嬉しいです。まだまだ卵な私ですけど、これからも胸を張って映画が好きと言っていける、そんな人でいたいなと、あらためて思いました」と喜びを語った。

今回、前田は「苦役列車」(山下敦弘監督)での演技が評価されての受賞。同作に出演したことで自身の女優人生がどう変わったかと聞かれ、「毎回、皆さんから成長するきっかけをいただけるんですけど、この苦役列車の山下監督との出会いは自分の中で一番大きかったです。『こういうふうになりたい』って初めて皆さんの前で言ったのが『苦役列車』の打ち上げの時だったので、それがすごく忘れられないですね」と振り返った。

最近、とにかく映画をたくさん観ているという前田に、日プロ大賞実行委員長の大高宏雄氏からは「映画を観るときは女優として参考にしようと思いながら観るのか」との質問。
このところ一緒に仕事をしている山下監督から「あっちゃんはきれいな女優さんとか素敵な女優さんを探すのが好きなんだね」と言われたようで、「自分が憧れるような人とかを見てしまうのかなと思います」と自己分析した。最近観た中では、小津安二郎監督の『晩春』に出演していた原節子が「すごく魅力的で、惚れてしまいました」と笑顔を見せた。

なお、「日プロ大賞」作品賞は入江悠監督の「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」が受賞。入江監督に花束を届けるプレゼンターとして、同作の出演者たちがステージに上がり、入江監督を祝福するラップで会場を盛り上げた。
授賞式には他に、主演男優賞を受賞した井浦新や、新人監督賞を受賞した三宅唱監督の代理で俳優の村上淳らが出席した。

「日本映画プロフェッショナル大賞」は、1991年にスタートし今年で22回目を迎えた、映画ジャーナリスト・大高宏雄氏が主宰する映画賞。
評価が高いのにもかかわらず、既成の映画賞では不幸にして受賞に至らなかった作品、あるいは様々な理由から、興行面でいい結果を出せなかった作品にスポットを当てるなど、独自の視点で毎年ベストテンと個人賞を選出している。

第22回日本映画プロフェッショナル大賞 個人賞

作品賞:「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(入江悠監督)
監督賞:若松 孝二(「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」「海燕ホテル・ブルー」)
主演女優賞:前田敦子(「苦役列車」)
主演男優賞:井浦新(「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」「かぞくのくに」)
新人監督賞:三宅唱(「Playback」)
新進プロデューサー賞:杉野希妃(「おだやかな日常」)
特別賞:銀座シネパトス
特別賞:大谷直子(「希望の国」)

第22回日本映画プロフェッショナル大賞 ベスト10

1位:「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(入江悠監督)
2位:「アウトレイジ ビヨンド」(北野武監督)
3位:「愛と誠」(三池崇史監督)
4位:「おだやかな日常」(内田伸輝監督)
5位:「ライク・サムワン・イン・ラブ」(アッバス・キアロスタミ監督)
6位:「ヒミズ」(園子温監督)
7位:「黄金を抱いて翔べ」(井筒和幸監督)
8位:「11・25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」(若松孝二監督)
9位:「この空の花 長岡花火物語」(大林宣彦監督)
10位:「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督)

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