大沢たかおが惚れ込んだ「風に立つライオン」石原さとみら迎えて映画化

1987年にさだまさしが発表した楽曲であり、2013年に小説化もされた「風に立つライオン」が、大沢たかお主演で映画化されることがわかった。


もともとアフリカ・ケニアの長崎大学熱帯医学研究所に赴任し、国際医療ボランティア活動に従事した実在の医師・柴田紘一郎氏から聞いた話からインスパイアされ、作詞し作曲された同曲。そんな楽曲に惚れこんだ俳優・大沢たかおが、小説化・映画化を熱望したことで今回のプロジェクトが始動した。
大沢からの熱烈オファーを受け、2013年にさだまさしが同名小説を発表。今回の映画化に至った。

大沢たかおが演じるのは遠く離れて暮らす恋人への想いを胸に、ケニアの過酷な医療環境の中で心と身体に傷を負った多くの患者たちとまっすぐ向き合う医師・島田航一郎。
ケニアの現場で航一郎を支える看護師・草野和歌子役に石原さとみ、日本に残してきた愛する恋人・秋島貴子役に真木よう子、その他、鈴木亮平、萩原聖人、石橋蓮司など実力派俳優陣の出演も決定している。

メガホンをとるのは現在『神さまの言うとおり』が大ヒット公開中の鬼才・三池崇史監督。大沢たかお×さだまさし×三池崇史監督という夢のタッグが実現した。さだまさし原作の映画化作品に大沢が主演するのは04年の『解夏』、07年の『眉山』以来3作目となる。

アフリカが主な舞台となる感動大作『風に立つライオン』は、10月中旬から長崎でクランクインし、11月初旬に長崎バートの撮影が終了。11月中旬からおよそ1ヶ月にわたってのアフリカ・ケニアパートのロケが快調にスタートしている。
2015年3月14日(土)全国東宝系にて公開。

大沢たかおコメント

最初に「風に立つライオン」という曲を聞いたのは10年以上前になります。素晴らしい曲だと思いました。その時に、まさか今、アフリカの大地にさださんと立っているという事を全く想像できなかったです。映像化のことはもちろん、プロの俳優として映画製作に携わる一人として、物語になったものが出来た場合、それを映像で見てみたいし、もし自分に配役があれば自分が演じてみてその世界を映画館で観たいと思っているので、さださんに原作をお願いした時に映画にしたいと話をしました。その後、できあがった原作を読んで感動しましたし、本当に素晴らしかったので、是非映画にと話をした自分の責任もそこから具体的に発生しました。
今回、ケニアは2度目なんですが、1回目に来た時は「風に立つライオン」という曲を聞いて来たというのが大きかったので、ビクトリアの滝だったりフラミンゴだったりを実際に見ながら、誰にも頼まれていないのに一人ロケハンしている感じでした(笑)。あの歌の世界に自分が立ったらどういう感じがするのか、自分の中で深いところに触れるものがアフリカにはあったので、歌を聞いたときから「風に立つライオン」の主人公を自分がやりたいという思いを、さらに強く持つようになりました。
今回のような歌から始まって小説、そして映画に至る流れって、なにかに守られているというか、なにかに後押しされているような、そんな風に感じています。小説の中に命のバトンを繋いていくというメッセージがあるように、今回のプロジェクトには、さだまさしさんの「風に立つライオン」という歌があり、それが小説というバトンとして、僕からプロデューサーの方に引き継がれ、三池監督が引き継ぎ、現場で僕なりがそのバトンをもらって芝居をして、映画として最後にたくさんのお客さんに向けて、そのバトン渡す。引き継いだ全員の魂がそこに乗って、何かがみんなに届くような作品にしていかなくてはいけないなという事を改めて強く感じています。

Q:マサイ族の土地での撮影や共演について
今回、マサイ族の人達の住む土地をお借りして一緒に映画を作れる事は、すごく光栄な事でとても嬉しいです。そして、マサイ族の人達との共演は、自分の表情も含めて自然と出て来る空気みたいなものを大切にして、あまり作り込んだ感じにはせずに自然に出来たらいいなと思います。

石原さとみコメント

今アフリカ、ケニアで撮影しています。景色も人も空気も言葉も文化も違うこの場所で、映画の完成を目指し、笑いながら三池監督と大沢たかおさんの人柄と熱意に安心と勇気をもらいながら撮影しております。この映画に和歌子役として参加できていることを、そしてアフリカに来れた事を今とてもとても嬉しく感じています。全力で無事故で最後まで撮影頑張りたいと思います。公開をご期待下さい!

真木よう子コメント

私が演じる貴子は、自分にはない魅力を持った航一郎に惹かれながらも、自分の生き方や幸せをしっかり判断する強さを持った女性。二人の物語を含めて作品全体のキーワードになっているのが、航一郎の「ガンバレ!」という言葉で、映画の中ですごく大切に美しく響いています。以前からご一緒したかった三池監督が、この壮大な物語をどのように仕上げられるのか本当に楽しみです。

さだまさしコメント

僕が20歳の頃に柴田先生と出会い、15年かかって1987年に『風に立つライオン』という楽曲を書き上げました。この曲を気に入ってくれた大沢たかおさんから、映画化のための原作を依頼されたのは今から6年以上前ですが、楽曲として完成しているものと同じテーマで小説を書くことに逡巡するうちに3年が経ち、様々な資料を集め勉強しつつ、実際に書き始めてから2年かかってようやく書き上げました。もちろん、主人公の航一郎は、大沢たかおさんの当て書きです。今回、ケニアに初めて来ましたが、実は来たくありませんでした。自分の中で出来上がっているアフリカが壊されてしまうのが怖かったのです。けれど、いざ来てみると自分が思い描いていたアフリカと寸分のずれもありませんでした。吹いている風が良かった。我ながらよく「風に立つライオン」というタイトルをつけたなと思いました。一つの楽曲がこんな風に時間をかけて、多くの人を動かしていく例は希有でしょう。喩えれば、柴田先生からもらった種を僕が蒔いたら、花が咲いた。草花だと思っていたら実は大樹で、その木にたくさんの人の想いが咲いて、大沢たかおさんが「この木は実がなりますよ」って言ってくれたんです。この実を三池監督がどういう料理にしてくれるんだろう…と、そんな感じです。その意味でも「風に立つライオン」という楽曲は、自分で作ったものという感覚はあまりなく、頂戴したものという感じです。よくぞこの楽曲が、僕のところに降りてきたなと思います。

三池監督コメント

さだまさしさんの「風に立つライオン」という曲はだいぶ前から知っていました。音楽家として、語り手としてさだまさしという人の大ファンで、今回、映画「風に立つライオン」で一緒に仕事をするという事に、自分自身が驚いています。完成した作品を観て、主人公の島田航一郎という人間が登場人物達の心の中に残っているように、観客ひとりひとりの心の中にも同じように残ってもらえればいいと思います。

映画「風に立つライオン」

監督:三池崇史(『藁の楯』『土竜の唄』『神さまの言うとおり』)
脚本:斉藤ひろし(『余命1ヶ月の花嫁』『抱きしめたい』)
出演: 大沢たかお 石原さとみ 真木よう子 萩原聖人 鈴木亮平 藤谷文子 山崎一 石橋蓮司
原作:さだまさし『風に立つライオン』(幻冬舎刊)
画像:©2015「風に立つライオン」製作委員会



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでTOKYO POP LINEをフォローしよう!

関連記事


Top