[Interview]『ゆめはるか』で映画初主演の吉本実憂、芝居という自由研究を追求中

「自分に務まるのかな?という緊張はありましたが、素直に嬉しかったです。情報解禁の約束もあるので友達には言えませんでしたが、家族だけには伝えました」と喜色満面なのは、第13回全日本国民的美少女コンテストグランプリの吉本実憂。「素直に嬉しかった」と振り返ったのは、映画初出演にして初主演を務めた『ゆめはるか』起用決定の瞬間だ。


2014年からテレビドラマ『獣医さん、事件ですよ』、大河ドラマ『軍師官兵衛』と女優活動を始動させ、今年最後に『ゆめはるか』でスクリーンデビューを飾る。演じるのは、陸上競技でジュニアオリンピックを期待されるほどの才能を開花させる女子高生・遙。しかし夢半ばで小児がんに侵され、様々な困難に立ち向かわざるを得なくなる。初主演に与えられたのは、まさに難役。それでも手にしたチャンスへの喜びが不安を打ち消した。

いの一番にその報を伝えた家族は「まさに『……え?』って一瞬固まる感じでした。いつもそうで、ビックリすることがあると固まる家族。でも次の瞬間は『凄いじゃん!』って大喜びしてくれました」。日々支えてくれる家族の祝福も、吉本の背中を押した。そしていざ撮影がスタートする。

吉本実憂「クランクイン前日はすやすやと眠れました」と可憐な見た目とは裏腹のキモの座った性格を伺わせるも「楽屋でメイクをして、現場まで歩いている時。大した距離ではないけれど、そこが一番緊張しましたね」と大役だけに力が入った。だが緊張もそこまで。「監督から『スタート』と声がかかった瞬間、役に入り込むことが出来て、思い切って演技することが出来ました」と持てる力を存分に発揮した。

思い出深いのは、家族の食卓場面。晩御飯を食べながらの演技で、しかも長回し撮影だった。「ご飯を食べながらの演技は難しかったですね。完成した映像を見ると、体が緊張していることがわかる」そうで、その緊張は「お茶碗のゴハンをお箸で取る量が普段より少ない」という細かい部分から見て取れるそうだ。病室でベッドに寝ている場面もお気に入りで「朝起きて顔を洗う時は鏡に映る自分を見るけれど、ベッドに横になって心配そうにしている顔は自分では見られませんから」と新たな発見も。

「3週間の撮影期間の中での私の気持ちや、スタッフの皆さんの思いがグッと集められています。『ついに完成したんだ』という思いがありました」と念願の主演デビュー作を撮り終えた吉本の中には「映画は学生時代に熱中した“自由研究”に似ている」という思いが生まれた。「映画作りは、色々な人と分かち合って一つの物を作る、まるで壮大な自由研究みたいです。自由研究も追求すればするほど面白くなる。今はお芝居という自由研究を追求している最中かもしれません」。現在17歳。記念すべき映画主演デビュー作から得たものは計り知れない。

映画『ゆめはるか』は、12月13日より全国公開



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