是枝監督最新作で阿部寛が“ダメ中年”に 樹木希林&真木よう子&リリー・フランキーら出演「海よりもまだ深く」

『そして父になる』『海街diary』のヒットが記憶に新しいヒューマンドラマの名手・是枝裕和監督の最新作となる映画『海よりもまだ深く』が2016年5月21日に公開されることがわかった。


映画はいくつになっても大人になりきれない男と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を中心とし、夢見た未来と少し違う今を生きる家族を描く、心に沁みる感動作。
俳優の阿部寛が主演を務め、共演には真木よう子、小林聡美、リリー・フランキー、池松壮亮、吉澤太陽、橋爪功、そして樹木希林を迎える。

「海よりもまだ深く」

「海よりもまだ深く」 (C)2016フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ

映画では『歩いても 歩いても』(08)、『奇跡』(11)に続き、是枝監督と3作目のタッグとなる阿部寛が今回演じるのは、小説家を目指すも一向に才能が開花せず、生活費のために探偵事務所に勤める男。バツイチでギャンブル好き、夢ばかり追いかけ続けるダメ中年なのに、なんとも愛おしく憎めないキャラクターを、阿部独特の持ち味で魅力的に演じる。

その母親役を演じるのは樹木希林。阿部の身長に掛け「大器晩成…って時間かかり過ぎですよ」と言ったり、「ミカンの木、花も実もつかないんだけど、あんただと思って毎日水やってんのよ」と、思わず笑いが漏れるような歯に衣着せぬ物言いは、樹木希林ならでは。
そのほか、真木よう子が阿部の別れた元妻を、池松壮亮が探偵業務の相棒を、リリー・フランキーが探偵事務所社長を、小林聡美が阿部の姉を、橋爪功が樹木の憧れのクラシックの先生を演じる。

原案・脚本も手掛ける是枝監督は、「脚本の最初の1ページ目に書いたのは『みんながなりたかった大人になれるわけじゃない』という1行でした」と明かす。「どうしようもない現実を抱えながらも、夢を諦めることも出来ず、だからこそ幸せを手に出来ないでいる、そんな等身大の人々の今に寄り添ったお話です」とし、「集大成とか、代表作といった言葉がふさわしいわけではないのですが、自分の今を一番色濃く反映出来た作品であることは間違いないです」と作品に自信をのぞかせている。

「夢を追い続けているけれど、うまくいかず、嫁や子供から見放されてしまった男」を演じる阿部は、「“いつまでも夢を追いかけている人間”の甘えを演じることで、今までにない、面白い人間味を出せたのではないかと思います」と自身の演技に手応え。
真木よう子は「是枝組には、不思議な安心感や居心地の良さがあるので、今回も自然でいられる現場でした。監督の脚本は、演じていくとどんどん良さが分かってくるので、樹木さんの一言や、阿部さんの一言などからも発見が多く、とても充実していました」と撮影を振り返っている。

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