羽生結弦、映画初出演 「殿、利息でござる!」殿役でマゲ姿披露

「殿、利息でござる!」に殿役で出演する羽生結弦

フィギュアスケート選手の羽生結弦が阿部サダヲ主演の映画『殿、利息でござる!』に出演していることが明らかとなった。



磯田道史の「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を中村義洋監督が映画化する本作。舞台は今から250年前の江戸中期、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町、仙台藩吉岡宿。困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した実在の人々の物語。

造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎を演じる阿部サダヲをはじめ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平、千葉雄大、西村雅彦といった豪華キャストが顔を揃える本作で羽生が演じるのは、映画のタイトルにもなっている殿、仙台藩藩主・伊達重村。出演シーンは少ないながらも物語にとって重要な役柄であり、困窮する庶民の前に颯爽と現れる殿という役どころ。
氷上では華麗な舞で世界中を魅了した羽生が、スクリーンでマゲ姿を披露する。

中村監督によれば、「ついつい豪華キャストにしてしまったため、彼らが『殿様=雲の上の人』と仰ぐ俳優さん、というのがなかなか見つからなくなってしまいました」と、殿役のキャスティングに行き詰まった時に、“雲の上の人”として羽生の名前が出たという。本作を配給する松竹の池田プロデューサーは「内心では無理に決まっていると思いながらもダメ元で出したオファーの結果、奇跡だとしか思えませんが、スクリーンにあの国民的英雄が登場することとなりました」と、驚きのキャスティングが実現した経緯を明かしている。

羽生は映画初出演、役者としての本格演技も初めて。「お芝居はスケートとは違って振りが無く、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいましたが、映画製作の雰囲気を感じられて、素敵な俳優さんたちにもお会いできて楽しかったです」と撮影を振り返った。

映画『殿、利息でござる!』は5月14日全国公開。

©2016「殿、利息でござる!」製作委員会

羽生結弦 コメント

江戸時代の仙台藩を舞台にした映画「殿、利息でござる!」で、伊達の殿様役を頂き、初めて役者として、演技をさせていただきました。
お芝居はスケートとは違って振りが無く、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいましたが、映画製作の雰囲気を感じられて、素敵な俳優さんたちにもお会いできて楽しかったです。
撮影は昨年の夏だったのですが、試合のプログラムだけではなくエキシビジョン、ショー等でも、表現者として今回の貴重な経験を活かすことができたのではないかと思っています。
このお話は実話を元にしているとのことですが、地元宮城にこんな素晴らしい話があったということに驚いています。殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを、自分なりに表現出来ればと思い一生懸命やりました。ぜひ楽しみにしてください。

阿部サダヲ コメント

殿役が誰か、なかなか明かされず、役者同士で色々予想をしてたのですが、まさか羽生結弦さんとは思いませんでした…。撮影当日まで(ご本人と)全く会わず扮装が全て終わって、現場リハーサルでいきなりぶっつけ芝居だったにもかかわらずセリフも完璧に入っていて素晴らしかったです…。
本来、殿様を庶民が見てたら「頭が高い」と言われるんでしょうけど、もう、ずっと笑顔で見つめてしまいました(笑)キレイでした(笑)
普段は氷上で薄着だと思うんですが、撮影現場は夏で羽織袴に髷カツラで相当暑かったと思いますが、何度も何度も繰り返す撮影に文句言わず参加してくださったのが、さすが世界一のアスリートだと思いました。

中村義洋監督 コメント

ついつい豪華キャストにしてしまったため、彼らが「殿様=雲の上の人」と仰ぐ俳優さん、というのがなかなか見つからなくなってしまいました。そんな時に出たのが羽生さんの御名前。これはもう、問答無用の雲の上の人で、かつ、この映画の舞台となる宮城県の御出身ですから、どこかで伊達の殿様との縁やゆかりがあったとしても不思議じゃありません。
現場では、その立ち居振る舞いから目力の強さ、澄んだ声まで、殿様としての説得力に満ち溢れておりました。それにしても、この伊達の殿様は、今や仙台藩どころか日の本一となり、果ては世界までも征服されておられるわけですから、本当にとんでもない人をキャステングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身も今だにおののいている次第です。



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