[Interview] マレーシア出身のIris、日本縦断の旅で感じた想いを歌に込め日本デビュー

4月27日にデビュー・シングルをリリースするIris

外国人が日本人の優しさだけを頼りに、北海道から沖縄までヒッチハイクとホームステイを繰り返して旅をする。バラエティ番組「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」(日本テレビ系)で、そんな困難な企画「NIPPON優しさ旅」に挑戦したのが、マレーシア出身のアイリス。母国で歌手・女優として活動していたが、2015年に活動の場を日本へ。同年11月から放送された日本列島縦断の旅は今年3月18日の放送で無事ゴールを迎え、4月27日に「I love me / good bye」で歌手・Irisとして念願の日本デビューを果たす。

単身で日本へ来て1年。「穴子の寿司」がお気に入り

4月27日にデビュー・シングルをリリースするIris

4月27日にデビュー・シングル「I love me / good bye」をリリースするIris

「子供の頃から歌が好きだった」というIrisは、高校生の時に歌手を目指し、19歳で歌手活動をスタート。翌年、映画『冠軍歌王』で女優デビューすると、マカオで開催された第56回アジア・パシフィック映画祭のレッドカーペットを歩き、ライブパフォーマンスをした際に、日本の芸能関係者の目にとまり、現在所属するプロダクションに誘われた。
「小さい頃から日本が好きで、もともと高校を卒業したら日本に行きたいと思っていた」というIrisに迷いはなく、「家族も反対しなかった。別れるのは寂しくなるから辛かったけど、応援してくれた」と理解ある家族に送り出され、2015年3月に来日。

最初は「日本語が全然わからなかったからすごく大変でした。向こうで2ヶ月勉強したけど、こっちに来たら全然違った」と戸惑ったそう。「向こうで勉強したことは、ここでは使わないですよ。例えば『これはペンです』みたいな(笑) それに、向こうでは『自動車』と習ったけど、こっちではみんな『車』と言う。だからちょっと違う」と苦労を明かす。母国語であるマレー語に加え、英語、北京語、広東語、福建語を操るマルチリンガルのIris。日本に来て約1年。日本語も順調に習得しているように見受けられるが、本人は「まだです。日本語けっこう難しい」と顔をしかめる。
一方、日本に来て嬉しかったことは「いっぱい美味しいものを食べられること」。特に気に入ったのは「穴子の寿司」だといい、「マレーシアには穴子の寿司はないんです。初めて穴子の寿司を食べた時、すっごい美味しかった。それで穴子好きになっちゃった」と屈託のない笑顔を見せる。

デビュー曲は「今悩んでる人や目標を探してる人に聴いてもらいたい」

Irisが目指すのは「私の歌を聴くとストレスから解放してあげられるような歌手」。それは、彼女がマレーシア時代に抱いたイメージの「日本はみんなすごく急いでいて、ストレスを抱えてる感じ。スーツを着て電車に乗って、みんな忙しい」という、都会で暮らす日本人の印象に起因しているのかもしれない。

デビュー曲「I love me」は、ヒッチハイクで旅をしながら制作した楽曲「tell me」をベースに、旅を終えた後であらためて書き直した楽曲。資金を持たず日本を縦断したIrisが、旅を通して強く感じたのは「お金がないことは貧しいことじゃない。夢がないことが貧しさだと思う。だから夢を持つために、まずは自分を好きになることから始めようという気持ち」だという。そんな想いが込められたデビュー・シングル「I love me」を「いま悩んでる人や目標を探してる人に聴いてもらいたい」と真っ直ぐな瞳で語る。

コーセー「雪肌粋」新TV-CM

現在オンエア中のコーセー「雪肌粋」TV-CM

「I love me」は、新人ながらコーセー「雪肌粋」新TV-CMのイメージソングに起用され、CM出演も果たした。同ブランドのイメージキャラクターは小西真奈美、松本莉緒、長澤まさみといった第一線で活躍する女優たちに続いて4人目という大抜擢だが、本人に気後れした様子はなく、初めてのCM撮影を「楽しかった」と無邪気に微笑みながら振り返る。「場所もすごい広いし、スタッフさんがいっぱいで、大きな映画を撮っているみたいでビックリしました〜」と語る飾らない表情は「NIPPON優しさ旅」で見せていた純朴なヒッチハイカーのまま。彼女のチャーミングな笑顔と何事にも明るくひたむきにチャレンジする姿勢は好感が持て、周囲の人々を応援せずにはいられなくしてしまう。

そんなIrisの「NIPPON優しさ旅」を見ていたミュージシャンのHIKARIが、彼女のために書き下ろした楽曲が、同シングルに両A面として収録される「good bye」。Irisは「出会いと別れの歌。今回の旅でたくさんの人と出会って別れた。私もマレーシアから家族や友達と別れて来たから、寂しい気持ちすごいわかる。HIKARIちゃんが番組を見てこの歌詞を書いてくれて、最初に(曲を)もらった時いっぱい泣いちゃった」と、はにかみながら教えてくれた。

歌手・モデル・女優として活躍できる日本発のアジアン・スターへ

キュートなルックスと確かな歌唱力に加え、9頭身という抜群のスタイルの持ち主でもあるIris。今年3月には国内最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション 2016 SPRING/SUMMER」にも出演し、モデルとしてランウェイを歩いた。マレーシアではすでに銀幕デビューも果たしていることから、「モデルにも挑戦したいし、女優さんもやりたい。でも今はまだ言葉があまりできないから、これから頑張ります」と言葉の壁を意識しつつ、日本での活動に意欲。歌手、モデル、女優と多岐にわたる分野で活躍できる日本発のアジアン・スターを目指す。

仕事以外に日本でやりたいことは「旅かな」とニヤリ。「北海道の東の方に行きたい。景色がすごくきれいみたいだから」と、前回の旅では訪れなかった場所にも興味津々。「ヒッチハイクで?」と尋ねると、「それは難しいかもね」と笑っていた。



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