阿部寛、真木よう子らカンヌでレッドカーペットを闊歩 是枝監督「海よりもまだ深く」公式上映

カンヌ映画祭に参加した樹木希林、阿部寛、真木よう子、是枝裕和

是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』が、5月11日よりフランス・カンヌで開催中の第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、18日(現地時間)、本作に出演する阿部寛、樹木希林、真木よう子、そして是枝監督がレッドカーペットを歩き会場入り。世界の観客を前に舞台挨拶に立ち、正式上映が行われた。


監督、キャスト達は16日(現地時間)にカンヌ入り。海外プレスの取材を受けるなど、多忙な時間を過ごしつつ迎えた公式上映日。主演の阿部は「初めてカンヌに来ましたが、街全体が祭りのような状態で、すごく楽しんでいます。今晩の公式上映でどういう反応が返ってくるかは予想がつきませんが、楽しみたいと思います」と語った。

公式上演前のレッドカーペットに、阿部はベルルッティのタキシードに身を包んで登場。真木よう子は肩と背中を大胆に露出した透け感のあるアルマーニのロングドレスにショパールのダイヤのイヤリング、樹木希林は海と鶴の柄をあしらった着物に真っ赤な鯉がデザインされた帯を締め、一際目をひいた。
舞台挨拶では阿部が「是枝監督作品は2作目ですが、いつか是枝さんの作品でカンヌに来れることを夢見ていました」と話すと、客席から熱い拍手が送られた。

映画は、いくつになっても大人になりきれない男と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を中心とし、夢見た未来と少し違う今を生きる家族の物語。
上映中は、阿部演じるダメ息子の良多と、樹木演じる母・淑子の会話シーンなどで度々笑いがおこるなど、日本の団地を舞台にした家族の物語は、しっかりと世界の観客の心に届いたようで、上映後は是枝監督や出演者たちに向けて、約7分間にもわたるスタンディングオベーションが続き、阿部は時々手を振ってそれに応えるなど、場内はとても温かい空気に包まれた。また、会場の外でも海外のファンに囲まれ、拍手や賞賛コメントを浴び、好評のうちに公式イベントを終えた。

初めてカンヌのレッドカーペットを歩いた阿部は「あの広さはすごい。やっとここに立てたなと思いました。是枝組で立てて本当に嬉しかったです。初めてのカンヌですが、感動しました」と感無量。是枝監督の『そして父になる』(2013年)以来2度めのカンヌとなった真木よう子は、「また温かい拍手に包まれて、反応が予想をはるかに超えて良かったので、とても嬉しかったです」と公式上映を振り返った。

カンヌ映画祭について是枝監督は「ここが一番厳しいとおもいます。作品に対しても、セレクションに対しても、審査に対しても、批評に対しても。皆真剣に映画に向き合って2週間を過ごす場所です。これだけ拍手とブーイングが交錯する場は他にはないので、貴重な経験ができます。この緊張に耐えられる作り手でありたいと改めて思える場です」とシビアな評価が下される場所であることを強調。同時に「上映が終わった後のお客さんたちの表情がとてもあたたかく優しくて感動しました」と確かな手応えも口にした。

『海よりもまだ深く』は5月21日(土)丸の内ピカデリーほか全国公開。

「​海よりもまだ深く」

​■原案・監督・脚本・編集:是枝裕和 (『海街diary』『そして父になる』)  
■主題歌:ハナレグミ「深呼吸」(Victor Entertainment / SPEEDSTAR RECORDS)
■出演:阿部寛 真木よう子 小林聡美 リリー・フランキー 池松壮亮 吉澤太陽 / 橋爪功 樹木希林
(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ   
配給:ギャガ



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