広瀬すず、ハードな撮影を回顧 「監督も人間だ」に共演陣爆笑

女優の広瀬すずが11日、都内で行われた映画『怒り』の完成報告会見に出席した。


第34回日本アカデミー賞全13部門15賞に輝いた映画『悪人』の原作・吉田修一と監督・李相日が再びタッグを組む本作は、八王子で起こった夫婦惨殺事件が未解決のまま1年が経過し、犯人の有力情報も得られぬなか、東京・沖縄・千葉に現れた3人の前歴不詳の男と3組の登場人物による3つのストーリーが並行して展開する群像ミステリー。

厳しい演出で知られる李相日監督の現場に初めて参加した広瀬。妥協を許さない李監督とじっくり話し合いをしながら、20回、30回と同じ芝居を続けたという。
「何回もリハーサルを繰り返したシーンで、本当にわからなくなりすぎちゃって、できないのがわかってるから余計に悔しくて、でも、できてないところで立ち止まってる場合でもなくて、本当にすごい経験をさせていただきました」と撮影を回顧。MCから監督の演出は厳しかったかと問われると「監督がご飯を食べてる姿を見て『監督も人間だ、人間だ』って思った。ごめんなさい」と話して共演の俳優陣を笑わせた。

広瀬が演じたのは、沖縄の離島に母と引っ越ししてきた高校生の小宮山泉役。「同い年の役だったんですけど、泉という女の子が感じた感情が複雑というか残酷すぎて、その時の記憶があまりない。自分が最初に思っていた泉像と、現場に行って沖縄の空気を感じてやっていると全然違くて、もうよくわからなくなっていました」と無我夢中で演じた撮影期間を振り返った。

沖縄のパートに出演する広瀬、そして新人の佐久本宝はいずれもオーディションによって選ばれた。
2人について李監督は「正直ずいぶん叩きましたけど、叩いても叩いてもしなやかに立ち上ってくる、そういう魂の強さを持ってる2人だなというのを強く感じた」といい、広瀬については「太陽みたいにエネルギーを常に放出してる」と評価した。

会見には広瀬のほか、主演の渡辺謙をはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、宮崎あおい、妻夫木聡らキャスト12人と企画・プロデュースの川村元気、原作の吉田修一、李相日監督の15人が出席。
東京のパートに出演する宮崎あおいは、自分の出演シーン以外で印象に残った場面を聞かれると、「それぞれの全ての登場人物の心が露わになっていて、その感情が直接自分の心に響いて、一緒に苦しくなったり悲しくなったりした」と作品の感想を述べ、中でも「同じ女性として、すずちゃんのシーンですごく心を締め付けられて、あの表情が忘れられないシーンの1つです」と広瀬の熱演を称えた。

映画『怒り』は9月17日(土)より全国で公開。

宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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