乃木坂46・衛藤美彩「10分間机に突っ伏した」ビジネス書執筆の苦労明かす

乃木坂46の衛藤美彩と公認会計士・澤昭人氏の共著『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』(PHP研究所)が8月26日に発売される。これを記念して25日、日本大学商学部講堂にて著者出席のもと本書の事前購入者200名を招いて発刊記念シンポジウム「簿記・会計の現在、過去、未来。」が開催された。


日本大学商学部の濱本明准教授と、中部学院大学経営学科の畠山久志教授による基調講演の後で壇上に上がった衛藤は、普段の乃木坂46のイベントから一転、厳かな雰囲気に包まれた会場を見渡して、「皆さんめちゃめちゃ緊張してません?大丈夫ですか?」とファンを気遣いつつ、「緊張感もありますが、楽しい時間にしていけたらと思います」と挨拶。共著の澤氏とともに本書の制作を振り返った。

本書は簿記資格をもつ現役アイドル・乃木坂46の衛藤美彩が、会社の数字のプロ・澤先生に簿記・会計の講義を受けているうちに“「複式簿記」が存在しないパラレルワールド”に迷い込んでしまうという、SF仕立てのエンターテインメント・ビジネスノベル。

イベントでは、本書に採用されたパラレルワールドのシナリオ以外にも、衛藤が焼酎メーカーを立ち上げて社長になり、いろいろな会社を合併して大きくしていく“シナリオB”と、スマートフォンのアプリの会社を作って上場を目指す“シナリオC”の3つを澤氏が用意していたという製作秘話が語られた。
お酒好きで知られる衛藤は「私は結構“シナリオB”もお気に入りだったんですけど」と会場の笑いを誘いつつ、「やっぱり皆さんに楽しんでもらうにはパラレルワールドがいいんじゃないかと思って」と読み手を意識して決めたという。とはいえ、衛藤が焼酎の会社を立ち上げるというアイデアは本書に盛り込まれており、イベントでは衛藤が手書きで書いた焼酎の販売戦略のマインドマップも公開された。


高校時代に簿記の資格を取得している衛藤だが、本書の執筆にあたり、本を読んだり、50時間以上におよぶ澤氏の講義を受けるなど再度猛勉強。それでもビジネス書の執筆にはかなり苦労したようで、「第一回目の講義ですごい事件があった」と澤氏が切り出すと、衛藤は「事件じゃないですよ。先生が話を大きくしてる」と苦笑いしながら、「レベルが高すぎて先生の言っている言葉が難しすぎて何も入ってこなくて、突然フリーズしてしまい、10分間机に突っ伏しました」と告白。
フリーズした衛藤を前に澤氏は「どうしていいかわからなかった」と困惑したそうだが、「質問の内容が抽象的で難しかったというものある。最初は会計に関するすごく高度な内容を質問に入れていた。いきなり抽象論を話してもしょうがないですし、本としてもつまらないと思い、内容を変えた」といい、結果的に「10分間事件はよかった」と振り返った。

来場者1人1人に本書を手渡した後、報道陣の取材に応じた衛藤は、「他のメンバーで写真集を出している子はいるんですけど、こういったビジネス書は今までなかったと思うし、今回のイベントも1人で心細かったけど、実際に本をお渡しして、皆さんが喜んで下さったので嬉しかったです」と笑顔。
本書のあとがきで「運命を感じた仕事」と綴っているが、「アイドルの特技で『簿記持ってます』って言っても、バラエティ的には何も発展しないじゃないですか。でも、こうやって本を出すという形で学生時代に勉強してきたことがきっかけとなって良かった。運命的だなと思いました」と感慨深げだった。
最後は「小説を読む気分で勉強できるので、たくさんの人に読んでもらえたら」とアピールしてイベントを終えた。



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