渡辺謙・綾野剛・妻夫木聡・広瀬すずら「怒り」公開目前に控え自信と感慨

14日、映画『怒り』のジャパンプレミアが都内で行われ、主演の渡辺謙をはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛広瀬すず宮崎あおい、妻夫木聡ら出演陣と李相日監督が舞台挨拶に登壇した。


本作は第34回日本アカデミー賞全13部門15賞に輝いた映画『悪人』の原作・吉田修一と監督・李相日が再びタッグを組む話題作。八王子で起こった夫婦惨殺事件が未解決のまま1年が経過し、犯人の有力情報も得られぬなか、東京・沖縄・千葉に現れた3人の前歴不詳の男と3組の登場人物による3つのストーリーが並行して展開する群像ミステリー。「『オーシャンズ11』のようなオールスターキャストを配してほしい。」という吉田修一の要望通り、豪華俳優陣を迎えて映画化された。

本作は構想から3年、昨年8月に東京篇からクランクインし、今年4月に完成。
広瀬すずは完成した作品を観て、「映画を撮っていたんだなっていうことがやっと実感できて、人間の生々しい部分だったり、ものすごく残酷な部分もありつつ、新しい愛情の部分もあり、今までにない感覚で映画を観ました」と感想を述べ、「なかなかない経験をさせていただきました」と濃密な撮影期間を振り返った。

東京篇に出演した妻夫木聡は「観終わった後、立てなかった。あおいちゃんと母親役の原日出子さんと一緒に見ていたんですけど、3人とも立てなくて、この想いっていうのはどうすればいいんだろうっと思ったりもした」と語り、「大事なことを教えてくれる映画なので、自分にとって一番大切な人と観に来てもらいたいです。その人が自分にとってどれだけ大切なのか、もっと本当の意味を知ることになると思うので、期待しててください」と完成した作品に自信をにじませた。



千葉の漁港に現れた謎の男を演じた松山ケンイチは「本当に素晴らしい作品ですので、できれば1億人に観てもらいたい」と切り出し、会場に詰めかけた約5千人の観客に向けて「1人2千人ずつ紹介していただければちょうど1億になる。公開まで残り少ないんですけど、1人2千人の方に宣伝宜しくお願いします。僕も頑張りますので」と話して笑いを誘う。
すると、綾野剛も「僕自身この映画を観て、体温のある愛おしい涙が流れて、抑えきれない感情がたくさんあった」と語った後、観客に向けて「2千人、お願いします。僕も頑張ります」と呼びかけ、会場を再び笑わせた。

本作は現在カナダで開催中のトロント国際映画祭に出品され、9月10日に公式上映が行われたばかり。日本での公開後には、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門にも出品され、9月23日に公式上映される。
渡辺謙と李監督とともにトロント国際映画祭に参加した宮崎あおいは、「帰る日の朝にちょっと時間があったので、現地の友達と街を歩いた時に、声をかけてくださった方が『映画を楽しみにしています』とおっしゃってくれて、いろんな人が期待してくれているというのを肌で感じました」と海外での注目度の高さを伺わせるエピソードも披露した。

主演の渡辺謙は「相当インパクトの強い映画です。覚悟してください」と観客に警告。「ご覧いただければ、1も2もなく何かを受け取っていただける映画になっていると思います。原作の吉田修一は、ある意味血みどろになってこの作品を産み落としました。坂本龍一さんに素晴らしい音楽を提供していただきました。李相日は3年に一度しか(映画を)撮れないんですよ、あまりにも大変すぎて。その3年の想いを僕たちは本気で受け止めて、ある意味身を削るようにして、のたうち回って、この作品を作りました。必ず熱いものが残ると思います」と作品に込めた熱い想いを伝え、舞台を降りた。

映画『怒り』は9月17日(土)全国公開。

宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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