松山ケンイチ&東出昌大「人生を考えさせられた」「鬼のような想いで挑んだ」プロ棋士演じた「聖の青春」を振り返る

映画「聖の青春」クロージング上映舞台挨拶

第29回東京国際映画祭のクロージング作品『聖の青春』が2日、東京・六本木のEXシアターで上映され、本作に出演する松山ケンイチ、東出昌大、森義隆監督が舞台挨拶を行った。



映画は幼少期から難病を患い入退院を繰り返しながらも、将棋に全てを懸け、29歳にして亡くなった伝説の棋士・村山聖の生涯を師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く。
主人公・村山聖を松山ケンイチが演じ、聖が慕い尊敬する若きスター棋士・羽生善治を東出昌大が演じるほか、染谷将太、リリー・フランキー、竹下景子、安田顕らが共演する。

先月25日に行われた同映画祭のレッドカーペットを振り返り、松山は「楽しかったという記憶しかない。メリル・ストリープさんや“安倍マリオ”さんにお会い出来たこともとても光栄。僕らは普段、カメラの前で割りと少人数のスタッフ・キャストと仕事をしているので、毎回映画祭に参加させいていただくとパワーをもらえるし、次に進む勇気をもらえるので、いつも感謝しています」とコメント。
一方、東出は、派手な動きがあるわけでもなく、日本人でも知らない人がいるほど複雑なルールの将棋がテーマとなる映画について「最初は大丈夫かな、と思った」と吐露。「ただ、この映画に映っている人としての生き方だったり、そういうものは世界共通だと思うんです。だからこれが国際映画祭で将棋のルールをご存じない世界の方々に観ていただいても、絶対に伝わるものはあると思う」と完成した作品に自信を見せた。

役柄との共通点を聞かれた松山は「仕事が生きるということと直結しているところが似ている」とし、「将棋だけが人生ということではなくて、お酒を飲んでるシーンだったり麻雀をやっているシーンだったり、プライベートもきちんとあって、病に屈せず自分の人生を自分の好きなように燃やしていくという生き様に自分も人生を考えさせられました」としみじみ。
東出は「羽生さんをはじめ将棋界の皆さんは村山さんが体が悪いことをご存知だったんですけど、ただ、盤面を挟んだ時にはもちろん容赦しない。村山さんも羽生さんも人生を将棋に賭けています。だからこそ、どちらかに黒が付くことは死にも等しい。自分の人生がぺしゃんこになる瞬間。それでも僕は羽生善治を演じにあたって、村山聖の人生をぺしゃんこにしてやるんだという鬼のような想いで撮影に挑みました」と並々ならぬ決意で演じたことを明かした。



作品の内容にちなみ、「最近のちょっとした勝負エピソード」について聞かれると、東出は思いつかない様子だったため、松山とちょっとした勝負「じゃんけん」をし勝利で笑顔。
松山が「腹が痛くなって、エレベーターが来なくて……自分との戦いでした」と話して客席を笑わせると、それに乗っかるようにして森監督は「松山君が言ってたことが勝負なのであれば、30歳超えてからは2敗くらいしていますね」と衝撃の告白。東出から「国際映画祭!!」と突っ込みを入れられ、会場はさらなる笑いに包まれた。

イベントでは女子レスリング・吉田沙保里選手と、女子ウエイトリフティングの三宅宏実選手、カヌー競技の羽根田卓也選手がスペシャルゲストとして登場。アスリート同様、真剣勝負の世界に生きる棋士を演じた松山、東出らに3人から花束が贈呈された。
一足早く作品を見たという三宅選手は「聖さんは命を削ってでも将棋を指し続けたいという気持ちが強くて、もし私が病気だったとしたらって考えたんですけど、私も聖のように好きなことを最後までやり遂げたいと思いました」と作品に感銘を受けた様子だった。

映画『聖の青春』は11月19日から丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国公開。



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