乃木坂46橋本奈々未が卒業コンサート 3万5000人に見守られ、“戦友”白石麻衣と涙の抱擁

松村沙友理、橋本奈々未、白石麻衣(中央左から)

乃木坂46が20日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで橋本奈々未の卒業コンサートを行った。橋本はこのライブをもってグループを卒業、芸能界からも引退した。


ライブはこの日から3日間に渡り同所で開催される、乃木坂46のデビュー5周年を記念する「5th YEAR BIRTHDAY LIVE」の初日公演。毎年恒例となっている乃木坂46のバースデーライブでは、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」から開催時までにリリースした楽曲をリリース順に全曲披露するのがお決まりだが、この日は橋本奈々未の卒業コンサートということもあって、橋本自らセレクトしたという自身が参加している楽曲を中心としたセットリストが組まれた。

定刻前、橋本と同じ1992年度生まれの白石麻衣、松村沙友理、衛藤美彩の影アナで、満員の場内はライブへの期待感が一気に高まる。
オープニングSE「OVERTURE」の後、橋本を除くメンバーがメインステージに登場。会場中央に設けられたセンターステージに1人立った橋本にスポットライトが当たると、橋本は会場のファンに向かって深々と一礼した。
1曲目は橋本の最初で最後のシングルセンター曲「サヨナラの意味」。スクリーンには、流れていく泡の中に橋本とメンバーの思い出の写真が次々と映し出された。
さらに「気づいたら片想い」「ガールズルール」「バレッタ」と橋本がフロントのポジションを担った楽曲が続く。

最初のMCでは、橋本が自身のサイリウムカラーである緑一色に染まった会場を見渡して、「すごい。最初から緑になるとは思わなかったです」と感激しきり。キャプテンの桜井玲香からライブへの意気込みを求められると「私自身もこういうステージに立つのが最後になるから、この景色を焼き付けつつも、それ以上に皆さんに、帰った後もこびりついて離れないような景色を見せつけたい」と笑顔を見せた。


中盤には、松村沙友理が橋本・白石と初めてフロントに立ったことで思い出深いシングルだと話す6枚目シングルに収録の「世界で一番 孤独なLover」を炎と映像のクールな演出とともに披露、そして橋本の初めてのセンター曲「やさしさとは」と続く。次の「ダンケシェーン」では、生田絵梨花が歌い出しの「あなたの温かい その背中が好きだった」の歌詞を「奈々未の温かい〜」と歌い、ラストの若月佑美のセリフ「やっぱ乃木坂だな」を「やっぱ奈々未だな」に変えて、アッパーチューンに沸く会場を一層盛り上げた。

この日、会場には橋本奈々未の最後の姿を見届けようと、3万5000人が来場。予定のチケット3万枚が即完売したことを受けて、見切れ席およびステージ裏の席が追加で5000枚用意され、こちらも完売した。文字通り、ライブを鑑賞するには不向きな席だが、ライブ中盤の「ハウス!」では、橋本を含めた選抜メンバー数人が見切れ席やバックステージ席にいるファンのもとへ駆けつける粋な心遣いを見せて盛り上げた。

橋本が乃木坂46の楽曲で一番好きだというアンダー曲の「生まれたままで」では、選抜メンバーもステージに登場し、全員でパフォーマンス。最後はセンターステージから飛び出したせりの頂点に橋本と同曲センターの伊藤万理華が立ち、歌唱後に「Happy Bitrhday」のメロディーが流れた。実は2人がこの日誕生日を迎えることから、橋本が伊藤の誕生日もサプライズで祝いたいと希望したことで実現した演出。伊藤は驚き、照れながらも橋本からフォークでケーキを食べさせてもらい、ご満悦の表情を浮かべていた。


終盤には橋本と白石麻衣のユニット曲「孤独兄弟」、白石とのWセンター曲「魚たちのLOVE SONG」と続き、さらに齋藤飛鳥、堀未央奈、星野みなみのユニット曲「Threefold Choice」を橋本、白石、松村の“御三家”で披露するという特別感溢れる演出で会場はクライマックスへ向けてますますヒートアップ。メンバーが十字型のステージに散り散りになって会場全体を盛り上げた「ロマンティックいか焼き」「そんなバカな・・・」の後、橋本は「平日の忙しい時期にこんなに来てくれてとっても嬉しいです。本当にありがとうございます」とファンに感謝を伝え、「残された時間を精一杯楽しみたいと思います」と最後の曲、「サヨナラの意味」のカップリングに収録された橋本センター曲の「孤独な青空」で本編が終了。

「ななみん」コールを受けて、アンコールでは橋本が1人でステージに再登場。この後に歌う「ないものねだり」の歌詞に触れ、「ないものねだりしたくないって歌っているけど、こんなに素敵な景色を何度も目の前にしているのに、別の道に進みたいと思うのが一番のないものねだりだなと感じています」と瞳から大粒の涙。「私が選んだ道が正解であることを願うように、今日皆さんがここに来てくれたことが、そして今日皆さんと私がお別れして、その先にある皆さんの道に、楽しいこと嬉しいこと幸せなこと、これでよかったと思えることがたくさんあることを願っています。今までたくさんの応援をしていただいて本当にありがとうございました。」とファンにラストメッセージ。最初で最後のソロ曲「ないものねだり」を涙を堪えながら気丈に歌いきった。
ここで再びメンバーがステージに揃い、桜井玲香が「まいやんがサプライズを用意しているそうです」と切り出すと、白石がメンバーを代表して手紙を朗読。「私が乃木坂で過ごした5年半、それは私がななみんの隣りにいた5年半でした。歳も同じで、曲の中ではシンメになるななみんがいてくれて、いつしか最高のパートナーだと思うようになりました」と涙で言葉を詰まらせながら読み上げ、「ななみんのこと、心から尊敬しています。橋本奈々未という1人の女の子に出会えたこと、それは人生最高の自慢です。5年半、みんなに幸せをありがとう。これからはななみんらしく、最高にかっこいい人生を歩んでください。ずっとずっと大好きです」と想いを伝えた。


ラストを飾る「サヨナラの意味」ではムービングステージに立ち、ライブ開始からアンコールまでずっと会場を緑一色に染めていた3万5000人のファンに感謝の気持ちを伝えながらアリーナを一周した。
メインステージに戻るとメンバーがステージを去るのを見送り、最後は“戦友”の白石と涙の抱擁を交わして、1人ステージに残った。メインステージの端から端まで観客に手を振りながら横断し、「5年半、本当にお世話になりました。皆さんの支えがあってこその今の私だと思います。皆さんのご多幸をお祈りしています」と語りかけると、乗り込んだゴンドラが上昇して姿が見えなくなるまで、深々と頭を下げ続け、ステージを後にした。

乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE ~橋本奈々未卒業コンサート~

2017年2月20日@さいたまスーパーアリーナ セットリスト

M1 サヨナラの意味
M2 気づいたら片想い
M3 ガールズルール
M4 バレッタ
M5 制服のマネキン
MC & VTR
M6 会いたかったかもしれない
M7 偶然を言い訳にして
M8 せっかちなかたつむり
M9 指望遠鏡
M10 13日の金曜日
M11 でこぴん
VTR
M12 世界で一番 孤独なLover
M13 やさしさとは
M14 ダンケシェーン
M15 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
M16 Tender days
M17 革命の馬
M18 ボーダー
M19 制服を脱いでサヨナラを…
M20 ポピパッパパー
VTR
M21 遥かなるブータン
M22 太陽に口説かれて
M23 シークレットグラフィティー
M24 あの教室
M25 ハウス!
M26 ロマンスのスタート
M27 転がった鐘を鳴らせ!
MC & VTR
M28 ここにいる理由
M29 君は僕と会わない方がよかったのかな
M30 自由の彼方
M31 生まれたままで
MC & VTR
M32 孤独兄弟
M33 魚たちのLOVE SONG
M34 Threefold choice
M35 ロマンティックいか焼き
M36 そんなバカな…
M37 孤独な青空
MC & VTR
EN1 ないものねだり
EN2 サヨナラの意味

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでTOKYO POP LINEをフォローしよう!

関連記事


Top