[Photo Report]「シン・ゴジラ」が席巻・妻夫木&綾野の抱擁・女優陣の美の競演【第40回日本アカデミー賞】

第40回日本アカデミー賞各賞受賞者

「第40回日本アカデミー賞」の授賞式が3日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、各部門の最優秀賞が発表された。


最優秀作品賞に輝いたのは『シン・ゴジラ』。総監督・脚本に「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明、監督・特技監督に樋口真嗣を迎え、「ゴジラ」国内シリーズとしては12年ぶりの新作として製作され、。興行収入80億円を超える大ヒットを記録した。
同作は作品賞のほか、監督賞、編集賞、録音賞、撮影賞、照明賞、美術賞の7部門で最優秀賞を獲得。監督賞の受賞の際には、樋口監督が「60年前に日本で怪獣を使って映画を作るということを日本で始めた大先輩がいて、その先輩たちが作り続けて受け継いできたバトンを受け取ったと思っています。そのバトンに恥ずかしくないものをちゃんと作ってみようと思って、本気でゴジラと向き合いました。その結果がこういう形になることを嬉しく思います」と喜びを噛み締めた。


最優秀助演男優賞は『怒り』に出演した妻夫木聡が受賞。同作では、東京編で綾野剛演じる大西直人と恋に落ちるゲイのエリートサラリーマン・藤田優馬を演じるにあたり、撮影前から綾野との同居生活を送った。「たぶん、お互いが作品に対する姿勢や取り組み方に似てる部分があったのかもしれない。役のためならどれだけでも命をかけられるという想いを彼も僕も持っている」と綾野とシンパシーを寄せ、会場の綾野も「妻夫木聡という人がいなければ僕の役は存在しなかった」と共演を振り返った。
受賞後には「これも綾野剛くんと一緒に作り上げた役であって、それと、李(相日)監督が『東京はおまえに任せた』と言ってくれた一言は本当に嬉しかった。終わってからも『おまえに救われた』と言われたことが一生の財産となりました」と感無量の表情。降壇すると綾野のもとに駆け寄り、熱い抱擁を交わした。


最優秀アニメーション作品賞では、興行収入240億円を突破し社会現象となった『君の名は。』と、「第90回キネマ旬報ベスト・テン」で日本映画ベスト・テンに輝いた『この世界の片隅に』のどちらが受賞するかに注目が集まった。
栄冠を手にしたのは『この世界の片隅に』。片渕須直監督は「6年以上かかって作った映画。諦めなくてよかったです。途中で『もう、いいか』と思っていたら、みなさんの心の中に、(主人公の)すずさんという小さなかわいらしい主婦の姿が宿ることはなかった。今ここに立てていること自体が、いろいろな人の支えあってのことだと思っています」と感謝を述べた。
一方、『君の名は。』は、脚本賞、音楽賞、話題賞作品部門の3冠を獲得した。

「第40回日本アカデミー賞」は、2015年12月16日から2016年12月15日までに公開された作品を対象に、優秀な劇場用映画及びアニメーション作品を表彰。授賞式では、今年1月に発表された各部門の優秀賞の中から最優秀賞が決定。40回目の節目を迎えた今年の司会は、日本アカデミー賞協会・組織委員会副会長の俳優・西田敏行と、昨年の最優秀主演女優賞を受賞した女優の安藤サクラが務めた。

第40回 日本アカデミー賞 最優秀賞 受賞作品・受賞者

■最優秀作品賞
「シン・ゴジラ」

■最優秀アニメーション作品賞
「この世界の片隅に」

■最優秀監督賞
(総監督) 庵野秀明/(監督)樋口真嗣「シン・ゴジラ」

■最優秀脚本賞
新海 誠「君の名は。」

■最優秀主演男優賞
佐藤浩市「64-ロクヨン-前編」

■最優秀主演女優賞
宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」

■最優秀助演男優賞
妻夫木 聡「怒り」

■最優秀助演女優賞
杉咲 花「湯を沸かすほどの熱い愛」

■最優秀撮影賞
山田康介「シン・ゴジラ」

■最優秀照明賞
川邉隆之「シン・ゴジラ」

■最優秀音楽賞
RADWIMPS「君の名は。」

■最優秀美術賞
林田裕至/佐久嶋依里「シン・ゴジラ」

■最優秀録音賞
(録音)中村 淳/(整音)山田 陽 「シン・ゴジラ」

■最優秀編集賞
庵野秀明/佐藤敦紀「シン・ゴジラ」

■最優秀外国作品賞
「ハドソン川の奇跡」

■新人俳優賞
杉咲 花「湯を沸かすほどの熱い愛」
高畑充希「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
橋本環奈「セーラー服と機関銃 ー卒業ー」
岩田剛典「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
坂口健太郎「64-ロクヨン-前編」「64-ロクヨン-後編
佐久本 宝「怒り」
千葉雄大「殿、利息でござる!」
真剣佑「ちはやふる – 上の句 -」「ちはやふる – 下の句 –

■会長功労賞
木下忠司【音楽】
京マチ子【俳優】
鈴木清順【監督】
西岡善信【美術】
橋本 忍【脚本・製作・監督】
八千草薫【俳優】

■第40回特別賞
池広一夫【監督】
沢島 忠【監督】
萩原憲治【撮影】

■会長特別賞
出目昌伸【監督】
冨田 勲【音楽】
松山善三【脚本・監督】

■協会特別賞
相田敏春(あいだ としはる)【装飾・小道具】
赤松陽構造(あかまつ ひこぞう)【タイトルデザイン】
岡瀬晶彦(おかせ あきひこ)【音響効果】



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