[Interview]畠中清羅、初主演映画で芝居の面白さに開眼&乃木坂46時代を思い出す時とは?

畠中清羅

2015年春にアイドルグループ・乃木坂46を卒業した畠中清羅。「最初は、やっていけるかなって不安もあった」とソロ活動をスタートさせた当時の胸の内を明かすが、卒業からちょうど2年の節目を迎える前日に行われた第2回秋葉原映画祭で初の主演映画『華うつろ 花は咲く』がプレミア上映を迎え、着実にステップを踏んでいる。

多くの支援者に恵まれ完成した初主演作で演技への苦手意識を克服

本作は乃木坂46を卒業した畠中のソロ始動プロジェクトとして、クラウドファンディングで資金を募って製作された。集まった資金は350万円を超え、畠中は「こんなに協力してくださる方がいてビックリしました」と支援者の多さに驚きを露わにする。一方で、「すごいお金が集まったので、その期待に応えられるのかなっていう不安はありました」と金額に比例して、かかるプレッシャーも大きくなった。
これまで本格的な演技経験はほとんどなく、クランクインの直前に出演した舞台がほぼ唯一といってよい。本作の顔合わせの後、他のキャストや監督とワークショップに臨んだが、そこで行われた即興芝居は畠中が最も苦手とする分野だった。乃木坂46時代には観客の投票によって配役が決定する『16人のプリンシパル』という過酷な舞台に3度挑んでおり、「本当に苦手だった」という当時の苦悩が今回のワークショップで蘇ったようで、「即興で2分間演技を続けるみたいなのがあって、心が折れました」と苦笑いを浮かべる。

しかし、いざ撮影が始まると、演技に対する気持ちに少しずつ変化が生まれた。「本当に苦手だったので楽しいなんて思えなかったんですけど、ちょっと思えるようになりました」。メガホンを握った山本監督からも度々褒められ、安堵したという。「演技に正解はないって監督が言っていたんですけど、自分が何をしてもそれが自分の演技になるというところが、深いですよね」と芝居の面白さに目覚めたようで、今では「演技ってこんなに楽しいんだって思えるようになりました」とすっかり苦手意識を克服した。

劇中では殺陣にも挑戦。「今までやったことがなくて、ダンスなら覚えられるんですけど、殺陣となるとまた違って。音楽も独特だし、それに合わせて殺陣をするっていうのがすごく難しかった」と苦労を明かす。時間の許す限り自宅でも練習を重ね、完成した本作では「男性が持っても重いって言うくらいの重さ」だという刀を華麗に振り回す彼女の練習の成果を見ることができる。

乃木坂46を卒業して2年「自分にできることを少しずつ増やしていきたい」

乃木坂46を卒業して、この4月でちょうど2年。「最初はやっていけるかなって不安もあったんですけど、周りの方に協力して頂いたり、乃木坂の時から応援してくださっているファンの皆さんが今でも応援してくださっていて、もっと頑張んなきゃなって思うようになりました」と、1人で活動してきた2年間で精神的にも逞しくなった。
「今(乃木坂46に)戻れって言われたら、ちょっとキツイ。絶対ダンスとかついていけない」と笑いながら、「でも本当にみんな仲が良かったので、すごい楽しかったです」とグループに在籍していた頃を回顧。「たまに大人数グループの子たちと同じ楽屋になった時に、みんな一緒の楽屋が楽しかったなって、思い出しますね」と当時を懐かしむ。

そんな畠中がグループにいた頃と現在との大きな違いとして挙げるのは、周囲に同じ状況の人間がいたこと。「何か1つのものを作る時に周りに絶対誰かがいるし、相談しながらできる」。今は全て1人で向き合っていかなくてはならない。とはいえ、今回の映画を通して相談相手となる良き友人と出会えたという。「この映画で共演した幸坂奈菜央っていう子と仲良くなったんですけど、その子と一生のうちに出会うか出会わないかくらいの友達になれたんです」と嬉しそうに話す。「セリフを覚えるのがすごい苦手なので、家に呼んで相手役をしてもらって、セリフを覚えるのを手伝ってもらったり」と、幸坂の存在なくして本作の完成はあり得なかったよう。「大切な友達に出会えたことが、この作品に参加できて良かったことの1つです」。

今後は「自分が経験していないような、重い役をやってみたい。今回演じたひなたもアイドルだし、舞台も含めて今までは自分と重ねやすい役だったんですけど、やれるなら自分とは全く違った役をやりたい」と意気込む。現在はボイトレにも通い、演技だけでなく歌にも意欲的だ。
ソロ活動3年目に突入し、「ちょっとずつですけど自分ができることを増やしていきたい。『苦手苦手』って口癖のように言っているので、それを減らせるように頑張りたい」と言葉に力を込め、最後に「ソロになって全部1人でやることになった時にマイナス思考になった時期もあったんですけど、そういう時も支えてくれた皆さんにちょっとずつ恩返しをしていけたらなと思います」と力強く抱負を語ってくれた。



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