[Interview] オシャレでオタク…山本美月が演じる“等身大”の主人公「自分と似ていて嬉しかった」

山本美月

「ずっと女子高生の役が続いていたので、やっと等身大の26歳そのままの役をやれる」と語るのは、Amazonプライム・ビデオで配信中の連続ドラマ『東京アリス』で主演を務めている山本美月。人生の岐路に立つアラサー女子4人組の恋愛模様を描く本作で、自身と同じ26歳の主人公・有栖川ふうを演じている。


原作は講談社「Kiss」で連載された同名漫画。昨今は漫画や小説を実写化する映像作品が多く、これまでに人気原作の実写化作品に数々出演してきた山本は実写化の難しさも重々承知だが、「今回の『東京アリス』は原作の稚野鳥子先生もすごくドラマを愛してくれて、『良かったよ』って言ってくださったので、原作の先生が言ってくれてるんだからこっちのもんだ、と思ってます(笑)」と胸を張る。

■アニメ好きも共通点。今、読んでいるのは?

有栖川ふうは、給料のほとんどをファッションにつぎ込み、恋愛が縁遠くなってしまった、買い物中毒のOL。ついついクレジットカードを使いすぎてしまう杜撰なところもあるが、彼女にとってはショッピングこそが生きがいだ。
そんな、ふうにとっての買い物のように、山本にとっての元気の源を尋ねると「アニメですね」と納得の答え。かねてよりアニメ好きで知られ、過去、ブログなどに投稿した“可愛すぎるコスプレ”姿が度々話題になっている。

山本美月

「小学生の時に、中学受験のために漫画とアニメを禁止されたんですよ。受験が終わったら爆発して、それからずっと」とアニメ愛は筋金入り。「女の子がいっぱい出てるのが好きです。ストーリーがしっかりしていて、キャラクターが立っていて、作画にブレがない作品が特に好きですね」と好みの作風も明確だ。
「最近は『約束のネバーランド』っていうジャンプの漫画にマネージャーと一緒になってハマってます。あとは、ベタなんですけど『僕のヒーローアカデミア』も読んでいる途中。ジャンプは卒業したと思ってたんですけど気づいたらまた読んでて、毎週買っているわけじゃないんですけど、コミックで読んでます」。

実は今回演じた有栖川ふうも、ジブリ作品と「進撃の巨人」を愛する漫画・アニメオタクの一面を持つ女性。
「オタクで、でもオシャレも好きで、そういうところも自分と似ているなと思って、嬉しかったです」と、年齢以外にも素直に共感できる役どころにめぐり逢えた喜びを口にする。演じるにあたっては、「なるべく『入れられるところでオタクっぽい仕草を入れよう』というのは監督と話していて、でもやりすぎるとズレてしまうので、その加減に気をつけました」と、演技プランを明かしてくれた。

■中身は中学生っぽいところも等身大?

「すっごいピュアなんですよ。悪いこと考えてなくて、見た目は26歳だけど中身は中学生みたい」と山本が話す通り、作中では、ショッピングを楽しんだり、友人とカフェで撮った写真をInstagramにアップしたりと、今時の26歳らしい姿が描かれる一方、仲良し4人組の1人が結婚することになっても「私は結婚なんて全然想像つかない」という、年齢のわりに素朴な一面もうかがえる。

ふうと同い年の山本自身も「気づいたら年をとってました。まだ心は15・6歳」と共鳴し、「18歳って言おうとしたんですけど、もう少し若いかもと思って(笑)。どうしてもアニメと漫画から卒業できていないのと、漫画のキャラクターに心を奪われてしまうところが……」と自己分析する。

とはいえ、「結婚したいという気持ちはすごくあるんです」と、ふうよりは結婚への意識を持っているよう。
かつての結婚観を「小、中、高、大学、結婚という流れが普通だと思っていたんです。学校に行くのと同じように考えてました」と明かし、「でも結婚は受験すればできるものじゃない」と現実に直面。
20代半ばに差しかかり、「周りの人が結婚しだして、リアリティが出てきた」といい、「仕事で手相を見てもらったりすることがあるんですけど、27・8歳で結婚って言われるんですよ。もう来年なんですよね。どうしようって焦ってるんですけど(笑)30歳くらいまでにできたらいいな」と来たる日に備えているようだ。

■「CanCam」を卒業し、女優業に真摯な姿勢

約8年間専属モデルを務めたファッション誌「CanCam」を今年7月発売の9月号をもって卒業し、新たな一歩を踏み出した。
「毎月やっていたCanCamの仕事をやらないっていうのは不思議だし、自分がいないままCanCamはこれからも進んでいくというのも不思議な感じ」と率直な心境を吐露。今後もモデルの仕事は継続するが、必然的にウエイトが高くなるであろう女優業に、「1つ1つしっかりと向き合えたらと思っています。見ている人は見てくださっているので、丁寧に真面目にやりたい」と真摯に取り組む姿勢を見せる。特に演じてみたい役どころを尋ねると、「戦う女性像に憧れがあって、刑事とかの職業ものに惹かれる」そうで、「戦いたい。アクションも好きだし、悪を倒したいです」と大きな瞳に正義感の炎をメラメラと燃やしていた。

『東京アリス』の第1話は、「運命の出会い。私はそれをずっと探している」という有栖川ふうの印象的なセリフで幕を開ける。
「『楽しい』と思えることが幸せだなと思うので、どんな仕事でも、気の合うスタッフさんやキャストの方達と一緒に、楽しい作品が作れたら」。山本自身もまた、運命の出会いとなる作品を探し続けていくのかもしれない。等身大のキャラを演じる『東京アリス』もきっとそんな作品の1つだ。


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