吉岡里帆「この賞はきっと私のお守りになる」エランドール賞授賞式で涙 脚本家の言葉に感極まる

吉岡里帆

日本映画テレビプロデューサー協会が1年を通して活躍した人物や映画・ドラマ等を表彰する「2018年 第42回エランドール賞」の新人賞を受賞した女優の吉岡里帆が1日、都内のホテルで行われた授賞式に出席した。


シックな黒のドレスで登壇し、賞状とトロフィー、目録を受け取った吉岡は、「いつも光り輝いている人たちが目の前にいて、その脇でひっそりと、でも作品の中にどうしても存在したくて、馴染みたくて、必死でしがみついて現場に行くという、その連続だった」と、ここまでの女優人生を振り返る。
地元・京都から東京へ通いながら仕事をしていた時期は、共同シャワーの一泊2、3千円の宿に寝泊まりしていたそうで、「その少し冷たいシャワーにあたっていると、本当に私はこの世界で生きていけるんだろうかと不安になる日々の連続で、でも与えていただける役が、いつも私の背中を押してくれていたように思います」と下積み時代の心境を吐露。
吉岡里帆
吉岡里帆
「このような場所に立っていると、いつか皆さんに飽きられてしまうんじゃないかと不安に襲われることもあるんですけど、いつまでも進化して、新しいことに果敢に挑戦して、怖がらずに前に前にどんどん進んでいく。そばにいてくださる方々を心から大切にして前進していく。そして、面白いものをつくって届けるという信念を持って、お仕事に励みたいと思います」と、これからも女優業に真摯に向き合う姿勢を見せ、「この賞はきっと私のお守りになると思います。2018年2月、この日このような賞をいただけた日があったんだと、心がくじけそうになった時に、きっと思い出します」と受賞の喜びを噛みしめると、最後に「一生頑張ります。お約束します。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。

その後、初めてヒロインを演じたドラマ『ごめん、愛してる』の脚本家・浅野妙子氏が受賞を祝いに駆けつけ、吉岡に花束を手渡した。
このプレゼンターの役割を二つ返事で引き受けたという浅野氏は、吉岡について「心から、掛け値なしに私が今一番期待して、一番ワクワクして見ている女優さん」と力を込める。「彼女はこんなに可愛らしいのに、自信がなくて、『私なんか』とか『華がない』とか『真ん中に立つ人間じゃない』とか時々言うんですけど、今の吉岡さんは華があります。真ん中に立つ人です。そのことを忘れないでほしい。自信を持って、くじけそうになった時、もう一回自分を信じて、強くなってほしい」と激励すると、隣で聞いていた吉岡の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
浅野氏は「いろんな映画やドラマを見たり、いろんな企画を考えている時に、これを吉岡さんにやらせてみたらどんな感じだろうと時々思う」と続け、「いっぱい引き出しのある人だと思うので、すごく興味深い女優さん。だから腐らずに、一生、頑張っていってください。おめでとうございます」と受賞を祝った。

1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られるエランドール賞の新人賞は、1956年の第1回で故・石原裕次郎さん、故・高倉健さんらが受賞しており、その歴史伝統の重みから、業界の数ある賞のなかでも最も権威あるものの1つとなっている。
「第42回エランドール賞」の選考対象期間は2016年12月1日〜2017年11月30日で、吉岡はこの期間にドラマ『カルテット』(TBS)、『ごめん、愛してる』(TBS)、映画『STAR SAND-星砂物語-』などに出演した。


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