最優秀作品賞「三度目の殺人」

最優秀作品賞は「三度目の殺人」 最優秀助演男優賞・最優秀助演女優賞など最多6冠【第41回日本アカデミー賞】

「第41回日本アカデミー賞」の授賞式が2日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、是枝裕和監督の映画『三度目の殺人』が「最優秀作品賞」を受賞。同作は監督賞、脚本賞、編集賞、助演男優賞、助演女優賞でも最優秀賞を獲得し、6冠に輝いた。


『そして父になる』(2013年)、『海街diary』(2015年)などで家族を描いてきた是枝監督による初の法廷心理サスペンス。裁判で勝つためなら真実は二の次と割り切る弁護士(福山雅治)が担当することになったある事件を軸に、展開していく。

是枝監督は『海街diary』以来、2年ぶり2度目の最優秀作品賞となった。今回は監督賞に加えて脚本賞、編集賞でも是枝監督自身が受賞しており「チャレンジの映画だったが、評価いただいてうれしく思う。まだまだ映画はよく分からないっていうのが撮り終えた感想。受賞を糧にもう1歩先に進みたいと思います」と喜びを語った。

是枝組に初参加となった同作で、解雇された工場の社長を殺害したとされる容疑者・三隅を演じた役所広司は、自身初の最優秀助演男優賞を受賞。また、被害者の娘で事件のカギを握る、脚の不自由な高校生を演じた広瀬すずも最優秀助演女優賞に輝いた。日本映画界の頂点に『三度目の殺人』が選ばれると、広瀬は「なんかお腹が痛い…。素敵な景色を見させていただきました」と感動した様子で、役所も「おめでとうございます、監督!」と祝福した。

「第41回日本アカデミー賞」は、2016年12月16日から2017年12月15日までに公開された映画を対象に、優秀な劇場用映画及びアニメーション作品を表彰する。今年の司会は日本アカデミー賞協会・組織委員会副会長の俳優・西田敏行と、昨年の最優秀主演女優賞を受賞した女優の宮沢りえが務めた。

「第41回日本アカデミー賞」最優秀受賞作品・受賞者一覧

■最優秀作品賞:『三度目の殺人』
■最優秀作アニメーション作品賞:『夜は短し歩けよ乙女』
■最優秀監督賞:是枝裕和(『三度目の殺人』)
■最優秀脚本賞:是枝裕和(『三度目の殺人』)
■最優秀主演男優賞:菅田将暉(『あゝ、荒野 前篇]』)
■最優秀主演女優賞:蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)
■最優秀助演男優賞:役所広司(『三度日の殺人』)
■最優秀助演女優賞:広瀬すず(『三度目の殺人』)
■最優秀撮影賞:柴主高秀(『関ヶ原』)
■最優秀照明賞:宮西孝明(『関ヶ原』)
■最優秀音楽賞:鈴木慶一(『アウトレイジ最終章』)
■最優秀美術賞:倉田智子(『花戦さ』)
■最優秀録音賞:矢野正人(『関ヶ原』)
■最優秀編集賞:是枝裕和(『三度目の殺人』)
■最優秀外国作品賞:『ラ・ラ・ランド』
■新人俳優賞:
中条あやみ(『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』)
浜辺美波(『君の膵臓をたべたい』)
北村匠海(『君の膵臓をたべたい』)
竹内涼真(『帝一の國』)
■話題賞:
『君の膵臓をたべたい』【作品部門】
菅田将暉(『帝一の國』)【俳優部門】

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