[Interview] <前篇>真野恵里菜「すっきりやれてる自分にもビックリ」主演務める恋愛ドラマで女性の本音をむき出しに

真野恵里菜

「等身大の女の子なので、変に気を張ることなく、のびのびやらせていただいています」と笑顔を見せるのは、映像配信サービス・dTVおよびFODで配信されるドラマ『彼氏をローンで買いました』で、主人公・浮島多恵を演じる真野恵里菜。
3ヶ月前に高校生役を演じた映画『覆面系ノイズ』が公開されたばかりで、「役者はその都度“見た目年齢”で頑張らないと」と女優魂をのぞかせる真野だが、本作では実年齢と同じ、26歳のOLを演じている。

■演技の“キモ”は女子ならではのテンポ感

真野が演じる主人公・多恵は、エリート彼氏と結婚して専業主婦になるという夢を持ち、大手外資系商社で受付嬢として働いているが、猫をかぶって本音を言えない彼との日々に疲れ、ストレス発散用に月額39,800円のローンで彼氏を“購入”する。

(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン

「彼氏をローンで買いました」場面写真
(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン

“何でも自分の言いなりになる彼氏をローンで買う”という一風変わったシチュエーションの作品にリアリティをもたらしているのが、多恵が他の受付嬢たちや長谷川京子演じる伝説の受付嬢・南場麗華らと繰り広げる“会話”だ。
脚本を手掛けたのは、『高校教師』『ひとつ屋根の下』『パパ活』の野島伸司氏。「野島伸司さんの作品なので、とにかく会話が多いんですよ。受付嬢3人の会話も、女子会あるあるじゃないけど、ゴールのない会話をずっと繰り返してる感じ。女子って何かしながら喋るじゃないですか? ご飯食べながら、メイク直しながら、とか。そういうリアルな部分も入っているので、“言っていることにいかに現実味を持たすか”というのは意識しました」と本作の演技プランを明かす。

作中の随所に盛り込まれる受付嬢3人のコミカルなトークのテンポ感には、メガホンを握る加藤裕将監督もこだわりが強かったよう。「相手のセリフが終わりきらないところに、畳み掛けるように『そうだよね!』みたいな。監督からも『女の子そういうのやるでしょ?』って言われて。芝居となると難しいんですけど、監督も『とりあえずやってみて』って言ってくださるので、現場では冒険できるし、受付嬢3人の息がピッタリ合うとすごく撮影が楽しくて、『今の上手くいった~!』ってワクワクします」。

■女子のトークに共感も…「たくさんある恋愛観の中の1つ」

多恵はジュンの借金をローンで肩代わりする代わりに、どんな命令でも従順に従う存在を手に入れる。本命彼氏のように彼の好みに自分を寄せたり彼を持ち上げたりと頑張る必要もない“ローン彼氏”に、日頃の本音やストレスをありのままぶつける。
真野は「ジュンに暴力を振るったり罵声を浴びせるっていうのが、脚本にサラッと入ってる」と苦笑いしつつ、「表情もけっこう険しくて、これ男の人が見たらドン引くんじゃないかなっていうくらいの顔もするんですけど、そこに対して全然抵抗もなく、すっきりやれてる自分にもビックリしました。楽しんでます」と、今までにない役どころを振り切って演じている。

真野恵里菜

真野恵里菜(※役衣装)

大胆な設定の下、現代の女性の皮肉に満ちた本音が繊細かつ赤裸々に描かれる本作。同世代の真野の目にはどう映っているのか?
「『草食系男子が増えすぎて~』というセリフがあるんですけど、これは本当にそう思います(笑)。男性にリードしてほしい」と共感を示す一方で、「ドラマだからオーバーに描かれているので、女子同士の会話は男性が耳を塞ぎたくなるようなこともあると思うんですけど、決してこのドラマを見て萎縮しないでほしい」と男性視聴者に向けて釘を刺す。「全部の女性が多恵や受付嬢3人のような考えではなく、草食系男子が好きな女子もいるし、いっぱいある恋愛観の中の1つとして、笑って見てほしいです」。

■待ち望んだ恋愛ドラマの主演

近年、ラブストーリーへの出演が増えたことについては、「やっとです!」と声を弾ませ、「昔は、ロボットに乗ったり特殊能力が使えたり、非現実的なものが多かったので」と、バラエティに富んだ出演作を振り返って笑う。
その後、様々な恋愛作品に出演する機会が増えていったが、ヒロインの友人やヒロインの恋敵といったポジションを演じることが多く、今回のようなラブストーリーでの主演は新鮮に映る。
「こういう現実味のあるお話をやりたいと思っていた」と、願ったり叶ったりの恋愛ドラマ主演だが、「全然自信はないですし、『私がみんなの先頭に立つので、ついてきてください!』と言える自分ではないので、現場でもどういるべきなのかすごく考える」と謙虚な姿勢。それでも、「大事なのは、みんなが楽しんで作品を作ること。今回は主演ということでほぼ毎日現場にいるし、スタッフさんとも過ごす時間がとても長いので、皆さんとたくさんコミュニケーションをとりたいなと思って、いっぱい話したり、共演者の方にも自分から話しかけてみたりしています」と、真野なりに現場を引っ張っている様子。

特に共演シーンが多いのは、多恵の“ローン彼氏”となるジュン役の横浜流星。5歳上の兄を持ち、15歳で芸能界入りして以来、大勢の大人たちに囲まれて過ごす時間の多かった真野にとっては、当初「年下の男の子となると、どう接していいものか」という不安もあったそうだが、「掛け合いのシーンが多いのでセリフ確認に付き合ってもらったりとか、『お弁当、肉と魚どっちにした?』とか、そんな他愛もない会話をしてます」と円滑な関係を築けているようだ。

女優生活10年を振り返る「インタビュー後編」へ続く


■作品情報
dTV×FOD共同製作ドラマ「彼氏をローンで買いました」
2018年3月9日(金)から配信開始 全8話 ※毎週金・月曜更新
特集サイトURL:https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007006

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