[Interview]山本舞香「いい経験ができた」明るく健気なキャラクターで初めて掴んだ手応え

Amazon Prime Original「紺田照の合法レシピ」インタビュー

山本舞香

「付き合いたてのカップルみたいだった」と独特の表現で監督との関係性を明かすのは、Amazon Prime Original『紺田照の合法レシピ』でヒロインを演じた女優の山本舞香。

累計発行部数30万部を突破した同名漫画を実写化し、「極道×学園×美食」という異色の3ジャンルが化学反応を起こす前代未聞のグルメドラマで山本は、高校3年生にして霜降肉組新人組員の顔も持つ主人公・紺田照(竜星涼)のクラスメイト・春真希を演じた。

■繰り返し行った監督との意見交換が実を結んだ

数いる若手女優の中でも高い演技力が評価されている山本だが、今作で演じた春真希というキャラクターには並々ならぬ苦労があったという。撮影期間を振り返り、「監督とはいっぱい話し合いました。言い合いした時もあったし、口をききたくないこともありました」と、ざっくばらんに打ち明け、「付き合いたてのカップルみたいだった」と笑う。

山本舞香

山本舞香

それは撮影初日から始まった。「最初のシーンで2~30分、監督と外に出て、2人きりで話し合いました。道路の端で(笑)」。それ以来、ことあるごとに監督と意見交換を重ねた。撮影を中断して話し合うことも1度や2度ではなかったという。

山本が苦心したのは、春真希の明るく健気で、いつもポジティブな性格。「明るい子の役がほとんど初めてだったので、どこまで明るくしていいのか、声を高くすればいいのか、仕草をつければいいのか、笑っていればいいのかとか、いろいろ考えたけど出てこなくて、一生懸命やっても何回もリテイクになり、私も監督もお互いにイライラしていた」と、今だからこそ笑って振り返る。
反対に、1発OKが出て「よっしゃ!ってガッツポーズ」したことも。「2人のフィーリングがパッと合えば、いいお芝居になる。自分の考えと監督の考えが違うから、それがなかなか出ないだけでした」。

宝来忠昭監督との現場は今回が2度目。「すぐ受け止めて頂ける監督だから、私も思ったことは素直に言えました」。お互いを信頼しているからこその本音のぶつけ合いで、意識をすり合わせていった。山本の「付き合いたてのカップル」という表現からも、その関係性が伺える。
「私がもともと明るいタイプじゃないっていうのも知っているし、私の性格もわかってるから、言い方も考えてくれたり、宝来さんも自分の思うことをぶつけてくれて、過去の経験を話してくれたりもして頂けました」。

これまでにも明るい性格のキャラクターを演じたことはあったが、どうしても違和感が拭えなかったという山本。しかし、納得がいくまで意見交換を重ねて演じた春真希役では、苦労の甲斐あって確かな手応えを感じた。「今回、完パケを見て『なるほどね』と思ったので、大変だったけど(宝来監督と)一緒にできてよかったなって思いました。結果的には、いい経験ができたと思います」。

山本舞香

■得意料理は和食。作中では得意の空手も披露

様々な要素が絡み合う本作だが、中心となるのはやはり、紺田照が生み出す絶品料理。
山本自身は「20歳になって一人暮らしを始めてから料理をするようになった」そうで、得意料理は「和食。照り焼きチキンとか生姜焼きとか」とのこと。
紺田照のように料理が上手すぎる男性について尋ねると、「多少できるくらいならいいけど、すっごい得意だとこっちの見せ場がなくなっちゃう」と複雑な乙女心を吐露。「自分もそんなに得意じゃないから、相手がすっごい得意で『できます、できます』ってやられると、『え?私もう料理したくない、自分で作ってください』ってなる」と苦笑い。

場面写真 ©馬田イスケ・講談社/日活

「紺田照の合法レシピ」場面写真
©馬田イスケ・講談社/日活

山本演じる春真希は空手部に所属。試合のシーンは、中学3年生まで空手をやっていた山本にとって大きな見せ場の1つだ。「道着を着るのも久しぶりだったし、帯の結び方も忘れてると思っていたけど、なんかできちゃうんですよね(笑)。やっぱり体が覚えてるんですね」としみじみ。
アクションの経験はあるが、女優として空手の演技をするのは初めて。演技では型が決まっている分、実際の試合とはまた違う難しさがあるが、アクション監督の指導のもと迫力ある空手シーンが完成。「楽しかったです。試合の時のこととか思い出したし、懐かしいなと思った」と充実感をにじませた。

昨年20歳の誕生日を迎え、今年1月に成人式を済ませたばかりという若さだが、女優生活は7年目に突入する。今後は「狂気的な役だったり、絶対現実ではできない役をやりたいです」と、イメージを覆すようなキャラクターにも意欲的だ。本作で新たな手応えを得た山本舞香は、きっとまだまだ新しい顔を見せてくれるに違いない。

■Amazon Prime Video「紺田照の合法レシピ」
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07B2P1FKF

■キービジュアル&場面写真

©馬田イスケ・講談社/日活

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