[Interview]<後篇>ハロプロ卒業から5年 女優として開花した真野恵里菜の充実の10年とこれからの10年

真野恵里菜

映像配信サービス・dTVとFODにて現在配信中のドラマ『彼氏をローンで買いました』で主演を務めている真野恵里菜。本作への取り組みや現場の様子などを聞いたインタビュー前篇に続き、後篇では今年2月に迎えたハロー!プロジェクト卒業5周年について語ってもらった。

■女優業に目覚めたきっかけは?

15歳で芸能界入りし、ハロー!プロジェクトの一員として活動をスタートさせた。初めて演技の仕事に挑戦してから、もうすぐ10年が経とうとしている。真野は「まさか私がこうしてお芝居の道に進むとは思ってなかったですし、デビューしたての頃の自分はここまで来れてるとは想像もつかなかった」と感慨深げに振り返る。
今やドラマや映画に引っ張りだこだが、実は演技に目覚めたのは18歳で踏んだ初舞台、青山円形劇場で上演された『恋するハローキティ』。初舞台にして初主演という恵まれた環境で、芝居の醍醐味を味わった。「何公演もやったんですけど、納得がいかなかった。みんなが『良かった』って言ってくれても、自分としては『今日、出来悪かったのにな?』とか、逆に自分は手応えを感じていても、終わったら演出家さんから『今日ダメだったね』と言われてしまったり。『お芝居ってどこがゴールなんだろう?』って、わからないからこそ気になってしまって、そこからですね」。

18歳で演じることの奥深さを知り、21歳でハロー!プロジェクトを卒業。本格的に女優の道を歩み始めた。「モーニング娘。の工藤遥ちゃんは18歳でハロー!プロジェクトを卒業しているので、私は遅かったなとも思う。もっと早く気づきたかったなとも思うけど、その歳だからこそ見えたものもあるし、出会った人たちがいるから、私にとってはそれがベストタイミングだったんだと思います」。

■原点となった「ハロー!プロジェクトに感謝」

2月23日にハロー!プロジェクト卒業から丸5年を迎えた。「ハロー!プロジェクトでいたことは大きかった」と、5年が経った今、アイドル時代の経験が糧となっていることをあらためて感じている。

真野恵里菜
真野恵里菜
「小さい頃からいつもテレビを録画して、ビデオを何回も見て、『可愛い!』『大好き!』って言っていたところに自分が入れて、ソロでやらせていただけて、4年ちょっとで『次のステップに行きたい』って言って、なんか好き勝手やらせていただいちゃったなっていうのはすごく思う。歌が上手い方じゃなかったし、ダンスも苦手だった。それでもライブをやれば2000人近いお客さんが来てくれたり、CDを出せばオリコンTOP10に入ったりというのは、ハロプロの歴史があればこその成績。そのハロー!プロジェクト内でちゃんと結果を残せないまま卒業しちゃったので、だからこそ今しっかりやらなきゃ」と力を込める。
「そういうことを言うと、ファンの方は『真野ちゃんはハロプロを大事にしてくれてるね』とか『そんなに振り返らないでいいんだよ』って言ってくれるんですけど、やっぱり私の原点って『モーニング娘。が好き』『松浦亜弥さんが好き』っていうところからこの世界に入っているので、ハロー!プロジェクトには本当に感謝していますし、後輩たちがたくさん増えたからこそ、自分もまだまだ頑張らなきゃなって思います」。

■「全部楽しかった」充実の10年とこれからの10年

20代後半になり、現場でも最年少ではなくなってきた。「監督からも『真野ちゃんには任せてるから』とか『真野ちゃんならできるでしょ』という言葉をもらうことが増えた」という。制作陣からの信頼は彼女が10年間積み重ねてきた努力の賜物だが、本人は「『いや、でも私まだまだいろんな言葉をいただきたいんです!』っていう気持ちです」と貪欲な向上心をうかがわせる。

ハロー!プロジェクトを卒業して実感したことがあるという。「音楽業って『曲を出します!聞いてください!』って、こっちから仕掛けるけど、役者業って待つしかない。もちろんワークショップに行ったりはしますけど、でもやっぱりキャスティングで名前が挙がらないと役はいただけないので、自分がやりたいと思ってもできないことが多いなって、この5年で思い知らされた。だからこそ、いただいたお仕事は大事にしなきゃ。そうやって続けられていることが今は嬉しいので、これからも求められる自分でありたい」。

可憐な見た目とは裏腹にストイックに女優業と向き合う彼女は、きっとこれからも“求められる”女優として活躍し続けるに違いない。自身の未来をどう見据えているのだろうか。

「この10年で大変なこともあったけど、結果、全部楽しかったんですよ。この先の10年も絶対いろんなことがあると思うんです。大人になればなるほど、ちょっと勇気が必要なことも増えてくるし、若いからこそ勢いでできたことが、大人になったら考えすぎてできなくなってしまったりすると思う。だけどその時々、1つ1つを大事にして、10年後も『この10年楽しかった』って言いたい。絶対に『あの時、ああすればよかった』と思わない自分でいてほしいですね」。

■作品情報
dTV×FOD共同製作ドラマ「彼氏をローンで買いました」
配信中 全8話 ※毎週金・月曜更新
特集サイトURL:https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007006

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