乃木坂46版ミュージカル「セーラームーン」あす開幕 ストーリーと関係性に自身重ねる

乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が8日より天王洲 銀河劇場で上演される。明日の開幕を前に7日、同所でキャストが囲み取材とゲネプロに臨んだ。

本作は乃木坂46のメンバーが「Team MOON」と「Team STAR」に分かれ、Wキャストでセーラー戦士に扮する。
「Team STAR」で主人公のセーラームーン/月野うさぎを演じる井上小百合は、「個人的に、うさぎちゃんの成長ぶりに期待してほしい」と見どころを挙げ、「うさぎちゃんが、いろんな運命の人と出会って強くなっていくというのが、乃木坂である自分にも重なる」と話す。「メンバーに出会えたこととか、ファンの人に会えたこととか、このカンパニーに会えたことっていうのは、物語に重なる部分があって、リアリティでセリフを言っている部分もあったりするので、そういうのを感じ取って楽しんでいただけたら」とアピール。
同じ「Team STAR」でセーラーマーズを演じる寺田蘭世も、1ヶ月近い稽古期間で「それぞれの性格が演じるキャラクターに合っている」と感じたという。「井上さんが稽古場でおふざけとかドジっ子したりしていて、演技の面ではマーキュリー役の渡辺みり愛がまとめてくれて、ヴィーナスとジュピター役の2人(中田花奈・梅澤美波)がそっと見守ってくれている。私がふざけてるうさぎちゃんに対して『もっとしっかりしなさい』っていう、本物のようなやり取りをすることが多くて、それは本番にも活きると思う」とカンパニーの普段の雰囲気を明かす。
「Team MOON」の樋口日奈も「乃木坂として活動してきたなんとなくの雰囲気や絆は5戦士に重なる部分が多くて、物語中にふと目が合ったりするところとか、そういうところも見てほしい」と語った。

大の「セーラームーン」ファンという高山一実は「演技していて、改めて月野うさぎちゃんという人物がどれだけ沢山の人に愛されているか、どれだけすごい力を持っているかということに気付かされました」としみじみ。
どれくらいセーラームーンが好きかと聞かれると、「一時期、破産するかと思うくらいセーラームーングッズを買わせていただきました」と笑いを誘い、「フィギュアも全部ありますし、数えきれない。家にダンボール5箱分くらいあります」とセーラームーン愛を熱く語っていた。

「乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』」は、6月8日(金)から6月24日(日)まで天王洲 銀河劇場にて6月公演を行い、9月21日(金)から9月30日(日)までTBS赤坂ACTシアターにて9月公演を行う。この日は囲み取材の後、山下美月、伊藤理々杏、高山一実、能條愛未、樋口日奈の「Team MOON」がゲネプロに臨んだ。

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